音楽監督細川俊夫より、今年の武生国際音楽祭を振り返って

Toshio Hosokawa武生国際音楽祭が今年も終了した。音楽祭も成長する時,衰退する時があり、現在の武生は最高潮の時代にあり最初から最後まで充実した圧倒的なコンサートが続いた。毎夏,ここで体験する音楽の感動はそれからの一年の糧となり、僕の作曲生活にも影響を与えている。日本の才能豊かな音楽家たちと、海外の熟練の音 楽家たちが互いに競い合い,素晴らしい演奏を繰り広げる。今年はシューベルトからコンテンポラリーへというテーマで、数々のシューベルトの決定的な名作からシェーンベルク、ベルク、ウェーベルン,そして武満やジェルバゾーニまでの音楽を上演した。
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まちなかコンサートのお知らせ

まちなかコンサート20169/ 5[月]
18:30~ 鎌仁別荘(越前市天王町3-4)0778‐22-0069
エール弦楽四重奏団 山根一仁(ヴァイオリン)・毛利文香(ヴァイオリン)・田原綾子(ヴィオラ)・上野通明(チェロ)
入場料:8,000円(お食事付)

9/ 7[水]
14:00~ 福井銀行武生支店(越前市蓬莱町1-1)
マルコ・デル・グレコ(ギター)・鈴木俊哉(リコーダー)

9/ 8[木]
12:00~ 福井信用金庫武生営業部(越前市京町1丁目5-27)
大石将紀(サクソフォン)

9/10[土]
11:00~ ふるさとギャラリー叔羅(越前市東千福町17-17)
松村多嘉代(ハープ)

19:00~ 御誕生寺(越前市庄田町32-1-1)
田嶋直士(尺八)・太田真紀(ソプラノ)・松村多嘉代(ハープ)

9/11[日]
11:00~ 神山菜庵コンサート(教善寺 越前市広瀬町83-13)0778-42-8680(神山地産地消の会)
太田真紀(ソプラノ)・田嶋直士(尺八)
入場料:一般 1,000円 小学生以下 500円 おろしそば付

まちなかコンサートチラシ

【演奏者変更に関するお知らせ】

フルート奏者のマリオ・カーロリさんが、ご家族の事情により来日をキャンセルされました。武生国際音楽祭だけでなく東京での数々の公演も控えていただけに残念です。
代役として、カーロリさんに師事したこともある増本竜士さんに出演をお願いし、ご快諾を頂きました。また、同じフルート奏者である上野由恵さんにもマリオ・カーロリ氏の代奏をお願いし、演奏曲目に変更がございます。
以下、コンサートの曲目変更箇所です。
増本竜士
(9月4日オープニングコンサート)武満徹:ヴォイス(ジェルヴァゾーニ:Ravineの代替として)
(9月9日細川俊夫と仲間たち)ジェルヴァゾーニ:Due poesie francesi di Luca & Beckett
(9月11日武満徹コンサート)武満徹:エアー、海へ
(9月11日ファイナルコンサート)シューベルト:ミサ曲第5番
上野由恵
(9月8日響きあうウィーンの抒情)モーツァルト:フルート四重奏曲
(9月9日細川俊夫と仲間たち)武満徹:そして、それが風であることを知った
また、カーロリさんによる夏季アカデミーマスタークラスも中止となります。

また、ヴァイオリンの山田晃子さんが体調不良のために出演がオープニングコンサートのみとなり、残りの曲目に関しては妹の山田倫子さんが代役として出演いたします。

予定されていたお二人の演奏を楽しみにされていた皆さまや、アカデミーに登録してくださった受講生の方々には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほ どを何卒お願い申し上げます。代わりに登場する増本竜士さん、山田倫子さんも大変優れた演奏家ですので、この両人の演奏をぜひお楽しみください。

クラウドファンディングでのご寄付にご協力ください

武生国際音楽祭2016ではクラウドファンディングによるご寄付を受け付けております。
https://a-port.asahi.com/projects/takefu2016/
今回のクラウドファンディングは、例年の武生国際音楽祭で多大なご協力を頂いている跡見学園女子大学マネジメント学部のイシカワゼミの学生さんたちが主体となり企画し、準備を進めてきました。 続きを読む

弦楽四重奏曲の歴史と魅力

コラム:弦楽四重奏曲の歴史と魅力

前回のコラムでは、室内楽についてご紹介しました。この室内楽を代表するジャンルが、ヴァイオリン2人、ヴィオラ1人、チェロ1人の編成で演奏される弦楽四重奏曲です。世界各地で優れた弦楽四重奏団が活動していますが、武生国際音楽祭2016にも二組の弦楽四重奏団(日本のエール弦楽四重奏団とフランスのディオティマ弦楽四重奏団)が登場し、ウィーン古典派から現代作曲家まで、様々な弦楽四重奏曲を演奏します。
そこで今回のコラムでは、弦楽四重奏曲の歴史とその魅力についてご紹介しましょう。 続きを読む