2023年アーティスト

音楽監督

細川 俊夫 Hosokawa Toshio

@タイナカジュンペイ

1955年広島生まれ。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。80年代以降ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。作品は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ティチアーティ、フランツ・ウェルザー゠メストなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。2014年にオペラ「班女」がエクサン・プロヴァンスで、11年にオペラ「松風」がブリュッセル、16年にオペラ「海、静かな海」がハンブルクで、17年にオペラ「二人静」がパリで、18年にはオペラ「地震・夢」がシュトゥットガルトで初演。いずれも大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。01年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出された。07年、サントリー音楽賞受賞、12年秋、紫綬褒章を受章。18年度国際交流基金賞を受賞。21年ゲーテ・メダル受賞。23年カリフォルニア大学、バークレー日本賞受賞。現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。2020年から広島交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンス。2022/23年、チューリッヒ、トーンハレオーケストラのコンポーザー・イン・レジデンス。2023年3月、ベルリンフィル委嘱作品ヴァイオリン協奏曲「祈る人」がベルリンで初演され、大きな注目を集めた。

コンサートプロデューサー

伊藤恵 ITOH Kei(ピアニスト)

©武藤章

幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響をはじめとする各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。2018年にリリースされた「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得。

また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加、武生国際音楽祭ではコンサートプロデューサーを務める。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

演奏家

指揮

鈴木優人 SUZUKI Masato (指揮、チェンバロ)

東京藝術大学卒業及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、第29回(2021年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。2023年4月より関西フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。指揮者としてNHK交響楽団、読売日本交響楽団等と共演するほか、22年4月にはドイツ・ハンブルク交響楽団に客演。鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズ、モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》(2017)、ヘンデル:歌劇《リナルド》(2020)ではバロック・オペラの新機軸として高く評価され、後者は第19回佐川吉男音楽賞を受賞。2022年5月のグルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》(勅使川原三郎新演出)で新国立劇場に指揮者として初登場。NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するほか、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」などメディア出演も多い。録音はBCJとのJ. S. バッハのチェンバロ協奏曲集(BIS)、タメスティとのデュオ(Harmonia Mundi)など多数。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー。作曲、編曲はもとより、バッハの消失楽章の復元も多数手がける。ブルーノート東京にも定期的に出演するなど、その活動に垣根はなく、各方面から大きな期待が寄せられている。九州大学客員教授。

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弦楽器

(c)Daniel Delang

クァルテット・インテグラ
三澤響果 
MISAWA Kyoka
(ヴァイオリン)
菊野凜太郎 KIKUNO Rintaro      
(ヴァイオリン)
山本一輝 YAMAMOTO Itsuki   
(ヴィオラ)
築地杏里 TSUKIJI Anri
(チェロ)

2015年桐朋学園に在学中に結成。第71回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第2位&聴衆賞受賞。バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位、ベートーヴェン賞、山口県知事賞(グランプリ)を受賞。国内ではサントリーホール、王子ホール、フィリアホール、サルビアホール、宗次ホール等各地でリサイタルを行い、今年1月から第一生命ホールにてベートーヴェン、バルトーク、ブラームスを取り上げたリサイタルシリーズが始まった。2021年より毎年大晦日に東京文化会館にて行われるベートーヴェン弦楽四重奏曲9曲演奏会に出演している。 国外では今年度にイタリアのナポリとシエナ、ドイツのフランクフルトとバート・トルツ、アメリカのサンディエゴでのリサイタルが予定されている。これまでに、磯村和英、堤剛、練木繁夫、山崎伸子、エルサレム弦楽四重奏団と共演し好評を博す。NHK「クラシック倶楽部」、「リサイタル・パッシオ」、「ららら♪クラシック」等に出演。
キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにて、最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる“Banca Monte dei Paschi di Siena” Prizeを二度に渡り受賞。第41回霧島国際音楽祭に出演し、堤剛音楽監督賞、霧島国際音楽祭賞を受賞。松尾学術振興財団より助成を受けている。磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、クライヴ・グリーンスミスに師事。桐朋学園を経て、2018年から4年間サントリーホール室内楽アカデミーに在籍し、現在ロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍。

白井圭
SHIRAI Kei
(ヴァイオリン) トリニダード・トバゴ生まれ、東京藝術大学を経てウィーン国立音楽大学で学ぶ。これまでに田中千香士、ゴールドベルク山根美代子、ヨハネス・マイスルなどに師事。日本音楽コンクール第2位及び増沢賞、ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞他、受賞歴多数。木曽音楽祭、小澤征爾音楽塾、サイトウキネンフェスティバル松本、小布施音楽祭、ルツェルンフェスティバルアカデミー、サンタンデル音楽祭、武生国際音楽祭などに出演。ソリストとして、ウィーン楽友協会でのリサイタルや、チェコフィル、新日本フィル、神戸市室内合奏団、ミュンヘン室内管などと共演。神戸市室内合奏団のコンサートマスターを務めたのち、2023年3月までNHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターを務めた。シュテファン・ツヴァイク・トリオ、トリオ・アコード、ルートヴィッヒ・チェンバー・プレイヤーズのメンバー。田中千香士音楽祭レボリューションアンサンブルの音楽監督。2023年より鵠沼音楽アカデミーを主催。

©Hisao Suzuki

郷古廉 
GOKO Sunao
(ヴァイオリン)

2013年8月ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、国内外で最も注目されている若手ヴァイオリニストのひとりである。1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2007年12月のデビュー以来、新日本フィル、読売日響、東響、東京フィル、日本フィル、大阪フィル、名古屋フィル、仙台フィル、札響、アンサンブル金沢等を含む各地のオーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、小泉和裕、上岡敏之、下野竜也、山田和樹、川瀬賢太郎各氏などがいる。2011年、2012年、2014年と《サイトウ・キネン・フェスティバル松本》でストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」に出演。《東京・春・音楽祭》、《ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン》にも招かれている。またリサイタルにも力を入れており、2017年より3年かけてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲を演奏するシリーズにも取り組んだ。これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。2014年にEXTONレーベルより無伴奏作品によるデビューCDをリリースし、2015年にはnascorレーベルよりブラームスのヴァイオリン・ソナタ集を、2020年1月にはEXTONレーベル第4弾となる「ベルギー・アルバム」をリリースした。使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。2019年第29回出光音楽賞受賞。NHK交響楽団ゲスト・アシスタント・コンサートマスターを経て、2023年4月にNHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターに就任。

山根一仁
YAMANE Kazuhito
(ヴァイオリン)

1995年札幌生まれ。中学校3年在学中、2010年第79回日本音楽コンクール第1位、およびレウカディア賞、黒栁賞、鷲見賞、岩谷賞(聴衆賞)並びに全部門を通し最も印象的な演奏・作品に贈られる増沢賞を受賞。同コンクールで中学生の1位は26年ぶりの快挙であった。以後、桐朋女子高等学校音楽科(共学)に全額免除特待生として迎えられ2014年3月に首席で卒業。高校在学中より国内外の音楽祭、マスタークラスでソロ、室内楽ともに研鑽を積み音楽賞、ディプロマなど数多く受賞した。
 これまでバーミンガム市響、プラハ=カメラータ、N響、新日本フィル、東京シティ・フィル、日本フィル、都響、東響、札響、山響、京響、大阪フィル、名古屋フィル、アンサンブル金沢など国内外のオーケストラと共演するほか、ベルリン・フィル五重奏団、M.ヴェンゲーロフ、P.ウィスペルウェイ、N.メンケマイヤーらとの共演などでも注目を集める。東急ジルベスターコンサート、NHK『ららら♪クラシック』、NHK-FM『名曲リサイタル』、テレビ朝日『題名のない音楽会』などテレビ・ラジオの出演も多い。2010年度横浜市教育委員会表彰。第60回横浜文化賞文化・芸術奨励賞(最年少)、第2回岩谷時子音楽財団『Foundation for Youth 賞』、2015年度青山音楽賞新人賞、第26回出光音楽賞、第19回ホテルオークラ賞などを受賞している。これまでに故富岡萬、水野佐知香、原田幸一郎の各氏に、またドイツ国立ミュンヘン音楽演劇大学ではクリストフ・ポッペンに師事。

©Sihoo Kim

毛利文香
MOHRI Fumika
(ヴァイオリン)

2012年に第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて最年少で優勝。2015年に第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位およびエリザベート王妃国際音楽コンクールにて第6位入賞。2019年にモントリオール国際音楽コンクールにて第3位入賞。これまでに、川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。ソリストとして、神奈川フィル、東京フィル、東京交響楽団、東京シティ・フィル、群馬交響楽団、大阪交響楽団、韓国交響楽団、ベルギー国立管、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管など、国内外の主要なオーケストラと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、イリヤ・グリンゴルツ、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、イタリア・チェルヴォ音楽祭、クロンベルクアカデミー・フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ、シャネル・ピグマリオン・デイズ等に出演。ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。2015年よりドイツ・クロンベルクアカデミーを経て、現在はケルン音楽大学でミハエラ・マーティンに師事している。トリオ・リズル(弦楽三重奏)、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバーとしても活躍している。

外村理紗
HOKAMURA Risa
(ヴァイオリン)

3歳でヴァイオリンを始め、7歳から小林健次氏に学び、東京音楽大学付属高等学校を特別特待奨学生として卒業した。現在、マンハッタン音楽学校のクラシック・ヴァイオリン演奏科フルスカラシップ生として原田幸一郎とルーシー・ロバートの各氏に師事。同時に東京音楽大学アーティストディプロマコースでも特別特待奨学生として原田幸一郎、神尾真由子、小栗まち絵の各氏に師事している。10歳から日本国内の様々なコンクールで最高位を受賞。2017年、第86回日本音楽コンクール第2位。2018年、アメリカの第10回インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールに出場し第2位(最年少ファイナリスト)を受賞、日本人としては6大会24年ぶりの入賞となった。同年、ニューヨークで開催されたYoung Concert Artists International Auditionで優勝したことにより、マネジメント契約とニューヨーク、ワシントン、ボストンでのデビューリサイタルの機会を得た。これまでインディアナポリス交響楽団、イーストコースト・チェンバーオーケストラ、マンシー交響楽団、グリーンズボロ交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、札幌交響楽団などと共演し、技量の高さとしなやかな自然さを披露している。NHK-FM「今日は一日“ありがとうFM50”三昧 クラシック編」、「リサイタル・パッシオ」、BSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」などメディアにも多数出演している。2018年度・2019年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。第47回江副記念リクルート財団奨学生。日本音楽財団より、1715年製のストラディヴァリウス「ヨアヒム」を貸与されている。

辺見康孝
HEMMI Yasutaka
(ヴァイオリン)

現代の作品を得意とし、従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。これまでに日本をはじめヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChampdActionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionや武生アンサンブルのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2018年には“へんみ弦楽四重奏団”のメンバーを固定し、2021年からは大阪で定期公演を開始した。スタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加。

ルオシャ・ファン Luosha FANG(ヴィオラ)

©T.Tairadate

山本周
YAMAMOTO Shu
(ヴィオラ)

3歳よりヴァイオリンを、18歳よりヴィオラをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学を経て同研究科修了。室内楽、オーケストラ奏者として国際音楽祭NIPPON、武生国際音楽祭、東京・春・音楽祭や宮崎国際音楽祭などに出演。また首席奏者として、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団などに客演。これまでにヴァイオリンを森川ちひろ、徳永二男の各氏に、ヴィオラを佐々木亮氏に師事。またマスタークラスなどでジェラール・コセ、ヴァルター・ケスナー、オリ・カム各氏の指導を受ける。サントリーホール室内楽アカデミー第4期~第6期フェロー。

上野通明
UENO Michiaki
(チェロ)

2021年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、あわせてYoung Audience Prize、Rose Marie Huguenin Prize、Concert de Jussy Prizeと3つの特別賞も受賞。パラグアイで生まれ、幼少期をスペイン、バルセロナで過ごす。13歳のとき、第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで全部門を通じて日本人初の優勝。また、第6回ルーマニア国際コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニア・ラジオ文化局賞をあわせて受賞。ほかにも第21回ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、第11回ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第2位。次々と国際舞台で活躍し、これまでソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ロシア交響楽団、KBS交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など国内外のオーケストラと数多く共演している。また、ジャン=ギアン・ケラス、ダニエル・ゼペック、ホセ・ガヤルド、堤剛、諏訪内晶子、伊藤恵らの著名なアーティストと共演して好評を博している。 放送では、NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、「ブラボー!オーケストラ」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などに出演。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース全額免除特待生として毛利伯郎に師事し、2015年秋よりオランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれて渡独。デュッセルドルフ音楽大学でコンツェルトエグザメン(ドイツ国家演奏家資格)を満場一致の最高得点で取得した。2021年からはベルギーのエリザベート音楽院にも在籍してゲーリー・ホフマンに師事。更なる研鑽を積みながら、主にヨーロッパと日本で活発な演奏活動を行っている。公益財団法人日本演奏家連盟宗次エンジェル基金、ロームミュージックファンデーション、第44回江副記念リクルート財団奨学生。岩谷時子音楽文化振興財団より第1回Foundation for Youth賞、第6回岩谷時子賞奨励賞、青山音楽賞新人賞、第31回出光音楽賞、第24回ホテルオークラ音楽賞を受賞。令和3年度文化庁長官表彰を受ける。使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)、弓は匿名のコレクターよりF.Tourteをそれぞれ貸与されている。

岡本侑也
OKAMOTO Yuya
(チェロ)

2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位を受賞し一躍世界に羽ばたいた1994年生まれのチェリスト。2011年第80回日本音楽コンクール第1位、第25回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞、第16回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第28回出光音楽賞、第20回ホテルオークラ音楽賞受賞。これまでにH=J.ゼーフルート、山崎伸子、W=S.ヤン、J.シュテッケル、A.チュマチェンコ、H.シュリヒティヒの各氏に師事。ドイツ・ミュンヘン音楽演劇大学を首席で卒業、同大学院ソロ科も首席で修了し現在も同院で研鑽を積みながら、リサイタルや室内楽はもちろん、尾高忠明、小林研一郎、高関健、下野竜也、梅田俊明、ユベール・スダーン、オーギュスタン・デュメイ、ステファヌ・ドゥネーヴ等の指揮者、ワディム・レーピンなどの世界的ソリスト、国内外のオーケストラとの共演と第一線で演奏活動を展開。2019年にイタリアと日本、2021年にスイスとモナコで共演し大成功を収めたピアニストのクリスチャン・ツィメルマンとの三度目の共演が、2023年4月にルツェルン、パリ、ウィーンなどで予定されている。CD《岡本侑也 IN CONCERT》をオクタヴィアレコードから発売。(公財)江副記念リクルート財団第42回奨学生、(公財)ローム音楽財団2013年度・2014年度奨学生、(公財)明治安田クオリティオブライフ文化財団2022年度海外音楽研修生。

水野優也
MIZUNO Yuya
(チェロ)

第89回日本音楽コンクールチェロ部門第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、黒栁賞、徳永賞、全部門を通じて最も印象的な演奏に対し贈られる増沢賞を受賞。第13回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。第31回青山音楽賞新人賞など多数の賞を受賞。ソリストとして東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、大阪交響楽団などと共演。パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)、いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などに出演。ピアニスト反田恭平率いるジャパン・ナショナル・オーケストラ メンバー。特待生として桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース修了。ハンガリー・リスト音楽院にてミクローシュ・ペレーニ氏に師事。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてクレメンス・ハーゲン氏に師事。

四戸香那
SHINOHE Kana
(コントラバス)

同志社女子大学日本語日本文学科、大阪芸術大学演奏学科卒業。オーケストラ・室内楽・吹奏楽など各方面において演奏活動を行っている。これまで池内修二、故奥田一夫、故三宅康司の各氏に師事。現在、相愛大学演奏要員。アンサンブル「La Famille」、ブラスパラダイス大阪の各メンバー。

管楽器

マリオ・カーロリ Mario CAROLI(フルート)

イタリア出身。こんにち最も高い評価を受ける演奏家の一人に数えられるイタリア出身のフルート奏者であり、同時に哲学博士号を有する。14歳の時よりアンナマリア・モリーニとマヌエラ・ヴィースラーより指導を受け、若干22歳にして名高いダルムシュタット・クラーニッヒシュタイン賞を受賞。ロンドン・フィルハーモニー交響楽団、フランス放送フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ベルギー国立交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、西ドイツ放送交響楽団など、世界中のオーケストラとも共演している。多くの現代作曲家が彼のために独奏曲および協奏曲を作曲しており、クラシック曲から最も難解な現代曲までを表現力豊かに演奏することができる、世界でも数少ない音楽家である。これまでの40枚以上のCDを収録しており、それらは世界的に高く評価されている。現在はフランスのストラスブール音楽大学および居住地であるスイスのルガーノ音楽大学で指導にあたっている。

©Akira Muto

上野由恵 UENO Yoshie(フルート)

東京藝術大学を首席卒業。同大学院修士課程修了。第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、E・ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、聴衆賞。2018年S&Rワシントン賞受賞。ソリストとして、チェコフィル室内管、読売日響、東京都響、新日本フィル、東響、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、セントラル愛知響、京都市交響楽団、関西フィル等と共演。また、室内楽においても、ベルリンフィル首席奏者によるカルテット、チェコフィル六重奏団等と共演。その他、ドイツ、オーストリア、フランス、ロシア、アメリカ、韓国、中国、台湾にて招聘演奏。2005年と2016年には皇居内にて御前演奏の栄に浴す。これまでにオクタヴィア・レコード等より12枚のCDをリリースし、それぞれ『レコード芸術誌』特選盤、朝日新聞特選盤等に選ばれる。2016年はアメリカを拠点とし、ワシントンでのソロリサイタルやカーネギーホールなど各都市で公演を重ねる。2017年にはフランスに移り、演奏活動を行う。www.yoshieueno.com

上田希 UEDA  Nozomi(クラリネット)

大阪音大卒、ジュリアード音楽院修士課程修了。第68回日本音楽コンクール第1位入賞、第5回松方ホール音楽賞大賞、第26回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞他受賞多数。ソリストとして東京交響楽団、アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー管弦楽団、いずみシンフォニエッタ大阪等と共演する一方、06年next mushroom promotionとして佐治敬三賞を、20年アンサンブル九条山として音楽クリティック・クラブ賞奨励賞・大阪文化祭賞奨励賞を受賞。バルトーク音楽祭(ハンガリー)、大邱国際現代音楽祭(韓国)、セルバンティーノ音楽祭(メキシコ)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)、サントリーサマーフェスティバル(東京)等、国内外の音楽祭にも招かれている。大阪音楽大学・京都市立芸術大学・同志社女子大学非常勤講師、いずみシンフォニエッタ大阪メンバー。https://nozomiueda.com

荒木奏美 ARAKI  Kanami(オーボエ)

在学中の2015年(21歳)より、東京交響楽団の首席オーボエ奏者をつとめる(〜2023年3月)。国内の数々のコンクールで入賞を重ね、第11回国際オーボエコンクール・軽井沢では日本そしてアジア勢で史上初となる 第1位(大賀賞)、併せて聴衆賞を受賞した。第27回出光音楽賞受賞。新進気鋭のアンサンブル集団”Ensemble FOVE”、反田恭平率いる”Japan National Orchestra”コアメンバー。ソリストとして東響、都響などと共演。東京・春・音楽祭でデビューリサイタルを行い、B→Cや各音楽祭への参加、新作の初演をはじめとする現代音楽の公演、ドラマ等の劇伴レコーディングなど、各地で幅広く活動。オーボエの巨匠との共演も多く、H・ホリガーに認められトリオで日本ツアー公演で出演する他、M・ブルグ、シェレンベルガー両氏と共演。「題名のない音楽会」等出演。茨城県出身、東海村を愛する研究所研究員(PR大使)。東京藝術大学を首席卒業、その後同院修士課程修了。

太田妃佳里 OTA Hikari(オーボエ)

北海道帯広市出身。3歳よりピアノ、12歳よりオーボエを始める。高校卒業後東京に進学し、武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。武蔵野音楽大学3年次在学中には武蔵野音楽大学管弦楽団とソリストとして協演するほか、選抜学生によるニュー・ストリーム・コンサート、卒業演奏会に出演。2018年、第1回JOAオーボエコンクール(日本オーボエ協会主催)第2位受賞。ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン2018修了。2019年8月〜2020年1月には京都市交響楽団の契約団員を務め、現在は各地のオーケストラの公演に客演奏者として参加するほか、ソロや木管五重奏などの室内楽においても精力的に演奏活動を行っている。

羽生尚代 HANYU Hisayo(ファゴット)

相愛大学音楽学部卒業、音楽専攻科修了。2003年〜2014年、相愛大学オーケストラ要員として活動する中、2008年に相愛学園創立120周年記念ヨーロッパ公演、2010年に中国瀋陽公演に出演。2003年より、大野市教育委員会後援「木のぬくもりぬくぬくコンサート」「楓のポッポ・ファゴット・コンサート」を定期的に開催し継続中。後進の指導にも取り組んでいる。現在、日本クラシック音楽コンクール審査員、大阪ドルチェ・ミュージック・アカデミー講師、「Duo ¨kiitos 〃」メンバー、「Lucky Kulia 134」主宰。

大石将紀 OISHI  Masanori(サクソフォン)

サクソフォン奏者としてクラシック音楽、特に現代音楽のジャンルで活躍し、これまでに数々の日本初演を手がける。東京藝術大学卒業、同大学大学院修了後、03年に渡仏し、パリ国立高等音楽院に入学。サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を全て最優秀の成績で卒業後、08年帰国。その後は国内を初め、フランス、スペイン、イタリアなどヨーロッパや台湾などアジアにおいて音楽祭の出演やリサイタルを開催、また音楽大学等でマスタークラスを行なう。その他にもラジオ、テレビ出演、TVCM録音、(一財)地域創造の支援アーティストとして全国でアウトリーチを展開するなど幅広く活動中。14年所属するグループ「東京現音計画」で第13回佐治敬三賞、20年2枚目のアルバム「SMOKE」で令和元年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。現在大阪音楽大学特任准教授、東京藝術大学、洗足学園音楽大学講師、エリザベト音楽大学特別講師として後進の指導にも当たる。www.m-oishi.com

鈴木俊哉 SUZUKI  Tosiya(リコーダー)

アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。L.コーリ、B.ファーニホウ、F.フィリディ、L.フランチェスコーニ、F.ガルデッラ、後藤英、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、H.パラデス、D.ロタル、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演す る。ウィーンモデルン、チューリッヒ新音楽の日、ガウデアムス(Amsterdam)、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々(‘95,’00,’01,’02)、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン(Voix Nouvelles)、コンポージアム、ヨーロッパ・アジア国際現代音楽祭(Kazan)、クランクシュプーレン(Schwaz)、トンヨン、フェスティバル・ア・テンポ(Caracas)、メルボルンR.C.オープニングフェスティバル、ルーマニア国際現代音楽祭、アジアーゴ音楽祭、サントリーサマーフェスティバル、中国-アジア音楽週間(南寧)、ニュージーランド・フェスティバル(Wellington)、Etching Festival(Auvillar,France)、Melos-Ethos (Bratislava)等の音楽祭にソリストとして参加。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行い、アムステルダム音楽院、ウィーン国立音楽大学、ニュルンベルグ音楽大学、アラゴン高等音楽院等でゲスト講師として教える。’02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、京都府教育委員会の派遣講師「夢大使」として子供たちにもリコーダーを教え、京都府の各小学校だけでなく、国内や台湾の小中学校でも教える。ソロCD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会よりMusic & Ästhetik Interpretationsprize 2003を受賞。他に、名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、第24回中島健蔵音楽賞、第1回創造する伝統賞、第14回佐治敬三賞を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。www.tosiyasuzuki.com/

田嶋直士 TAJIMA  Tadashi(尺八)

日本を代表する国際的尺八演奏家。直簫流を創設し独自の活動を展開する。東京・大阪に教授所。年二回の東京・大阪での本格的リサイタル(通算78回)の他、各地でリサイタル・コンサート活動。400ケ所を越す尺八本曲全国行脚演奏。海外25ケ国で公演。ザルツブルグ国際音楽際・バッハ国際音楽際の他、世界の音楽際より数々の招待を受ける。1990年・2007年・2018年文化庁芸術際賞受賞。バッハ国際音楽際でソリストとして細川俊夫作曲の協奏曲「VoyageX」を世界初演、絶賛される。尺八本曲を表現の中心に置き活動を続けているが、他のジャンル、現代音楽に至るまで共通するものを感じ、それによりさらに尺八本曲が深まって行く事を強く実感している。数々のジャンルの芸術家と共演、一般に抱かれている先入観を大きく覆えし、尺八の持つ表現力の大きさ、対応の多様性を示し、いずれの場合に置いても成功させ高い評価を得ている。

西谷良彦 NISHITANI Yoshihiko(トランペット)

フランス国立リヨン地方音楽院トランペット科修了。京都フィルハーモニー室内合奏団トランペット奏者を経て、現在一般社団法人アマービレフィルハーモニー管弦楽団トランペット奏者。2015年、トリオ「SURPR!S」でCD「道化芝居の為の音楽」をラクティジャパンよりリリース。2016年、ハイドン作曲「トランペット協奏曲」を京都フィルハーモニー室内合奏団と共演。ブラスアンサンブル・ブリオン(金管五重奏) トランペット奏者。関西トランペット協会常任理事。


永井孝治 NAGAI Koji(ホルン) 

ESA音楽学院を卒業後、渡仏。フランス国立リヨン地方音楽院を最優秀の成績で修了。ディプロムと金メダルを獲得。帰国後、大阪市消防音楽隊ホルン奏者を経て、現在は、ブラスアンサンブルブリオン、ブラスパラダイス大阪の各メンバーとして活動している。

これまでにホルンを、池田重一、中西順、五味渕友敬、ジョエル・ニコ 各氏に師事。室内楽をマーク・デセニエ氏に師事。アンドレ・キャザレ、ジェローム・ルイヤー、フランク・ロイド 各氏のマスタークラスを受講。
ESA音楽学院非常勤講師。尼崎双星高校音楽類型非常勤講師。

打楽器

葛西友子 KASAI  Tomoko(打楽器)

兵庫県出身。大阪音楽大学卒業、同大学院修了。フリー打楽器奏者として国内外問わず室内楽を中心に活動し、数多くの初演を行う。武生国際音楽祭やサントリー芸術財団サマーフェスティバルなど多くのコンサートに出演する他、オーケストラや吹奏楽での客演、劇伴レコーディング、ラジオやテレビ番組主催の各種大型音楽イベントにおける特設バンドにも年間通し参加と、活動は多岐に渡る。美術家 森村泰昌氏や、劇作家演出家 あごうさとし氏らとの舞台芸術創作の新プロジェクト立ち上げ等、更に活動の幅を広げている。また各コンクール審査や、中学高校の吹奏楽打楽器指導で各地を回り後進の指導にも力を注いでいる。

大阪音楽大学特任准教授、早稲田摂陵高等学校吹奏楽コース講師、関西打楽器協会理事。現代音楽集団next mushroom promotion打楽器奏者。打楽器実演家集団studio kNotメンバー。

鍵盤楽器・ハープ

©武藤章

伊藤恵
ITOH Kei(ピアノ)

幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響をはじめとする各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。2018年にリリースされた「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得。また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加、武生国際音楽祭ではコンサートプロデューサーを務める。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

北村朋幹 
KITAMURA  Tomoki
(ピアノ)

愛知県生まれ。3歳よりピアノを始め、浜松国際ピアノコンクール第3位(2006)、シドニー国際ピアノコンクール第5位ならびに3 つの特別賞(2008)、リーズ国際ピアノコンクール第5位(2015)、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位(2017)など受賞。2005年、第3回東京音楽コンクールにおいて第1位(2位なし)ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来日本国内、ドイツをはじめとするヨーロッパ各地で、オーケストラの定期演奏会への出演、ソロリサイタル、室内楽、また古楽器による演奏活動を定期的に行い、その演奏は「類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう(パヴェル・ギリロフ)」「卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家(濱田滋郎)」などと評されている。2020年9月、東京オペラシティ文化財団主催「B → C:バッハからコンテンポラリーへ」における、4台の鍵盤楽器を用いた、ケージの作品を中心としたプログラムによる画期的なリサイタルは「我が国のピアノ演奏史において重要な一夜と言っても過言ではない(伊藤制子)」と高く評価された。2019年からは「Real-time」と題した自身のリサイタル企画を展開している。録音は「遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―」(2011)、「夜の肖像」(2014)、「黄昏に― ブラームス/リスト/ベルク作品集」(2016)、「Bagatellen」(2019)、「ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」(2021) がそれぞれフォンテックから発売され、レコード芸術をはじめとする主要紙において好評を得ている。愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。これまでに伊藤恵、エヴァ・ポブウォツカ、ライナー・ベッカー各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてイェスパー・クリステンセン氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいる。
オフィシャルサイトhttp://tomoki-kitamura.com/

©Kazutoshi Hasegawa

大宅さおり
OYA Saori
 (ピアノ)

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。ブリュッセル王立音楽院(Koninklijk Conservatorium Brussel)修士課程を首席で修了。ピアノ、室内楽、現代音楽においてグランドディスティンクション賞を受賞。ベルギー政府給費留学生。その後同音楽院ピアノ科プロフェッサーアシスタントとして後進の指導にあたる。兄の大宅裕とOYA PIANO DUO他、Ensemble champ d’Action、Ensemble Musiques Nouvelles、Prometheus Ensemble(解散)、Royal Flanders Opera等で10年間ベルギーを拠点にヨーロッパで活動。現在はソリスト、室内楽奏者として日本各地での音楽祭やコンサート、学校訪問アウトリーチなどで精力的な演奏活動を展開し、海外の音楽祭にも定期的に招聘されている。
これまでにソロCD 「SAORI OYA PLAYS BRAHMS」、「BEETHOVEN PIANO SONATAS」(サウンドアリアレコード)をリリース。
平成27年度福井県文化奨励賞受賞。オフィシャルサイト<www.saorioya.net/>

山本純子
YAMAMOTO Junko
(ピアノ)


モンサルバージュ国際コンクールにて第3位及び最優秀スペイン近代音楽解釈賞の他、フェニックス・エヴォリューション賞やエクスペリメンタル サウンド・アート&パフォーマンス最優秀賞など多くの賞を受賞。バーデンバーデン管弦楽団、ヴュルテンベルク管弦楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢などの数々のオーケストラと共演。ストラスブール国際音楽祭、バルトーク国際音楽祭、ビエンナーレ・クリチバなど各国の国際音楽祭に招聘されている。シュトゥットガルト音楽大学とバーゼル音楽大学にて教鞭を執っている他、ブラジル、アイルランド、南アフリカ、アイスランド、ルーマニアなどの大学に招待され、ワークショップや講義を行なっている。ゲーテ・インスティトゥートのバーチャル・パートナーレジデンスアーティストを経て、バーデン=ヴュルテンベルク科学研究芸術省の実践アート研究者であり、ドイツ音楽評議会のフェローである。 ドイツの生活文化についてのエッセイ「静かなドイツの森の窓から」は、故郷の福井新聞にて第2・第4火曜日に掲載されている。 

吉野直子 
YOSHINO  Naoko
(ハープ)


「ステージで、私は一人ぼっちではありません。いつも、ハープが一緒にいてくれるのですから…」 このことばは、吉野直子の音楽の特徴をよく表している。彼女はもちろんハープを愛している。でも、もしかしたらそれ以上に、彼女はハープに愛されているのかもしれない…。ロンドンに生まれ、6歳よりロサンゼルスにて、スーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始めた。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少の17歳で優勝した。これまでに、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなどのオーケストラや、アーノンクール、メータ、ブーレーズ、ブロムシュテット、メニューイン、フリューベック・デ・ブルゴス、小澤征爾など、国内外の著名オーケストラや指揮者と共演を重ねている。リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京など世界の主要都市で数多く行っている。また、ザルツブルク、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、マールボロ、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど、世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。室内楽の交流も幅広く、ヴァイオリンのクレーメル、ヴィオラのV. ハーゲン、今井信子、チェロのC.ハーゲン、フルートのニコレ、ランパル、シュルツ、パユ、ホルンのバボラークなどと共演を重ねてきた。また、ハープの新作にも意欲的に取り組み、武満徹「そして、それが風であることを知った」、細川俊夫「ハープ協奏曲」、高橋悠冶「Insomnia」、マヤーニ「ソナタ第2番」など初演した作品は数多い。レコーディング活動も活発で、これまでにテルデック、フィリップス、ソニー・クラシカル、ヴァージン・クラシックスなどからCDを発表している。2015年には、フランスのアパルテ(Aparté)からオーヴェルニュ室内管と共演した「ハープ協奏曲集」を発表した。また、自主レーベルのグラツィオーソ(grazioso)を創設して、録音プロジェクトを開始。2016年に発表した第1作「ハープ・リサイタル~その多彩な響きと音楽」を皮切りに、「ハープ・リサイタル2~ソナタ、組曲と変奏曲」(2017年)、「ハープ・リサイタル3~バッハ・モーツァルト・シューベルト・ブラームス 他」(2018年)、「ハープ・リサイタル4~武満・細川・吉松・ケージ・サティ」(2019年)、「ハープ・リサイタル5~その多彩な響きと音楽II」(2020年)、「ハープ・リサイタル6~トゥルニエ・ルニエ・カプレ・カゼッ ラ・サルツェード・フォーレ」(2021年)、「ハープ・リサイタル~Intermezzo~」 (2022年)と、毎年切り口を変えた「ハープ・リサイタル」シリーズをリリースし、 いずれも非常に高い評価を受けている。1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、 1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞してい る。2021年度毎日芸術賞特別賞受賞。国際基督教大学卒業。

松村 多嘉代 
MATSUMURA Takayo
(ハープ)


大阪生まれ。ソロ、オーケストラ、妹・松村衣里とのハープデュオ ・ファルファーレ、ヴァイオリニスト・辺見康孝とのデュオX[iksa]の活動のほかTV番組のための楽曲制作や編曲、ロックミュージシャンとの共演などジャンルの垣根を超えた活動を展開。とりわけ現代作品に強い関心を持ち現代奏法のレクチャーや新作の委嘱初演を積極的に行いハープの可能性を探求している。国内はもとよりヨーロッパ諸国、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、韓国、武生アンサンブルのメンバーとしてヴェネツィア・ビエンナーレ、スロヴェニアでのコンサートに出演。ファルファーレとX[iksa]のCDほか多数の録音に参加している。

X[iksa]サイト  x-iksa.com 
YouTube  https://youtube.com/@xiksa8169
ファルファーレ ブログ  https://blog.goo.ne.jp/harpduofarfalle

©Jumpei Tainaka

大田 智美
OTA Tomomi
(アコーディオン)

幼少期からアコーディオンを始め、国立音楽大学附属音楽高等学校ピアノ科卒業後、渡独。2009年2月フォルクヴァンク音楽大学ソリストコース・アコーディオン科を満場一致の首席で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。御喜美江に師事。またウィーン私立音楽大学でも研鑽を積む。帰国後は、ソロや室内楽、新曲初演、オーケストラとの共演等、国内外での演奏活動と共に、楽器についてのワークショップを日本各地の音楽大学で行うなど、特にクラシックや現代音楽の分野でのアコーディオンの普及にも尽力し、この楽器の魅力と可能性を発信している。近年では、NHK交響楽団、読売日本交響楽団定期公演、東京・春・音楽祭、サントリーホールサマーフェスティバル、東京文化会館プラチナ・シリーズ、武生国際音楽祭、井上芳雄による舞台「夜と霧」、NHKFMベストオブクラシック等に出演。CDリリースやレコーディング参加も多く、その確かな技術と音楽性を高く評価されている気鋭のアコーディオン奏者である。オフィシャルサイト http://www.tomomiota.net/

古賀 裕子
KOGA Yuko(チェンバロ)

国立音楽大学ピアノ科卒。桐朋学園大学古楽器科研究科修了。有田千代子氏に師事。オランダのアムステルダム音楽院にてグスタフ=レオンハルトに師事、ソリストディプロマを取得し卒業。アムステルダムを拠点にオランダ、ドイツ、スイス、フランスなどでソリスト、通奏低音奏者として、アンサンブルLa tempesta などでコンサートを行い、帰国。「バッハチェンバロ独奏曲全曲チクルス」を5回まで終了。福岡古楽音楽祭に出演。studio clavecinを主宰し、古楽アンサンブルの指導、ピアノの先生を対象とするチェンバロワークショップなども行っている。 

https://105studioclavecin.amebaownd.com

金田 和子
KANEDA Kazuko(オルガン)

仁愛女子短期大学音楽学科卒業。同短期大学専攻科修了。オルガンを宮本とも子氏に師事。トン・コープマン氏マスタークラス修了。ピアノ教師。オルガン奏者。声楽・合唱などの伴奏。

声楽

イルゼ・エーレンス 
Ilse EERENSE(ソプラノ)

ベルギー出身。14歳の時にレメンス・インスティテュートで声楽を始める。2002年にオランダのニューオペラ・アカデミーに入学し、ヤード・ファン・ネスに師事。同校の学士号・修士号を取得する。
アン・デア・ウィーン劇場を中心にソプラノ歌手として精力的に活動を行い、ドニゼッティ「エリザベッタ」(マチルダ)を皮切りに、インスラ・オーケストラと共にヨーロッパ各地の歌劇場を巡ったモーツァルト「ルチオ・シラ」(チェリア)、18世紀オーケストラとの共演による「フィガロの結婚」(スザンナ)、フィリップ・へレヴェッヘ、シャンゼリゼ・オーケストラとの共演によるヨーロッパツアーでのブラームス「ドイツレクイエム」などに出演。また、細川俊夫「嵐のために」の東京、ルクセンブルク、ベルリンでの世界初演にも参加し、東京都交響楽団と共演する。近年ではオーストリアの作曲家グルーバ―の新作オペラ「ウィーンの森の物語」で主役であるマリアンヌ役を好演した。
高い評価を受けるコンサート歌手であり、ミュンヘン放送交響楽団、オランダ交響楽団、リール国立交響楽団、ブリュッセル交響楽団、ポルトガル交響楽団などの一流オーケストラと多数共演する。バッハの各受難曲、オラトリオ、カンタータ、ヘンデルの「メサイア」、フォーレの「レクエム」など、レパートリーの幅も広い。フィリップ・へレヴェッヘと共演したドヴォルザーク「レクイエム」「スターバト・マーテル」は2013年7月にグラモフォン・マガジンにおいて「レコード・オブ・ザ・マンス」を受賞した。

小林 あすき 
KOBAYASHI Asuki
(アルト)

大阪音楽大学音楽学部声楽専攻卒業。オペラ「森は生きている」女官長・オオカミ・8月でびわ湖ホールオペラデビュー。「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「泣いた赤鬼」妖精、「三文オペラ」ベティー、「子供と魔法」中国風ティーカップ、「ポッペアの戴冠」オットーネ、「ラインの黄金」フロスヒルデ、エルダ、「魔笛」クナーベII、Ⅲ、「ルサルカ」木の精Ⅲ、「カルメン」メルセデス等を務める。宗教曲では、ヘンデル『メサイア』、『主は言われた』、モーツァルト『ミサプレヴィス ト長調』、ヴィヴァルディ『マニフィカト』、ゼレンカ『レクイエムニ短調』、ベートーヴェン「第九」、バッハ『クリスマスオラトリオ 』、『ヨハネ受難曲』、等のソリストを務める。びわ湖ホール声楽アンサンブル卒団後、ハンブルク、ボローニャで研鑽を積む。現在、びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー、バッハ・コレギウム・ジャパンメンバー。

ⓒRibaltaluce

櫻田亮 
SAKURADA Makoto
(テノール)

東京藝術大学卒業。同大学院修了後、ボローニャ音楽院に留学。イタリア各地でモンテヴェルディ『ウリッセのへの帰還』に出演の他、モンテヴェルディ『オルフェオ』初演400年には世界的なヴィオラ・ダ・ガンバ奏者J.サヴァールらのグループとエディンバラ音楽祭等で共演。国内でも新国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ等オペラ出演。サヴァリッシュ指揮N響をはじめ数多くのオーケストラと共演。2021年12月にはN響第9のソロを務めた。殊にバロックから古典派をレパートリーに国際的評価を得ており、バッハ・コレギウム・ジャパンとはCDのレコーディングやコンサートの他、欧米ツアーにも参加するなど数多く共演し、エヴァンゲリスト等を担っている。2019年初のソロCD「あなたはすべて私のものだった」をリリース。2022年にはNHK「クラシック倶楽部」「ベスト・オブ・クラシック」にてイタリアの歌曲を集めたプログラムによるリサイタルを披露している。また、日本イタリア古楽協会運営委員長としてイタリア・バロック音楽の普及に務めている。第27回イタリア声楽コンコルソ、シエナ部門大賞受賞。ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)。東京藝術大学教授。二期会会員

山下 哲弘
YAMASHITA Tetsuhiro
(バリトン)

福井県越前市(旧武生市)出身。
大阪芸術大学卒業。卒業時に音楽学科賞受賞。
また同大学院博士課程(前期)修了。その後、渡墺。ウィーン国立音楽大学オペラ科にて研鑽を積んだ後、声楽専攻科を最優秀で卒業。その後、ウィーン各地の音楽院にてドイツ歌曲・オラトリオを専攻し、最優秀で卒業。第59回福井県音楽コンクール知事賞受賞。第9回日本演奏家コンクール第二位受賞(一位無し)。第61回全日本学生音楽コンクール大阪大会入選。第36回福井県新人演奏会 歴代最高得点にて合格。声楽を高木真里子、櫻井直樹、三原剛、Ralf Döring、Peter Edelmann、Silvia Saavedra Edelmannの各氏に、オペラ科では演出・音楽指導をReto Nickler、Ivan Parik、Manfred Schiebelの各氏に、ドイツ歌曲をWalter Moore氏に師事。2018年よりアーノルドシェーンベルク合唱団在籍。アン・デァ・ウィーン劇場、楽友協会、コンツェルトハウス・ウィーンを主として、ウィーン内外で活動している。