2019年アーティスト

細川 俊夫 Hosokawa, Toshio

Toshio Hosokawa1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作 曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。2004年のエクサンプロヴァンス音楽 祭の委嘱による2作目のオペラ《班女》(演出=アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)、2005年のザルツブルク音楽祭委嘱のオーケストラ作品《循環する海》(世界初演=ウィーン・フィル)、第5回ロシュ・コミッション(2008年)受賞による委嘱作品である2010年世界初演のオーケストラのための 《夢を織る》(クリーヴランド管弦楽団によって、ルツェルン音楽祭、カーネギーホール等で初演)、2011年のモネ劇場の委嘱によるオペラ《松風》(演 出=サシャ・ヴァルツ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバービカン・センター、コンセルトヘボウの共同委嘱による《ホルン協奏曲─開花の時─》と いった作品は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ティチアーティ、フランツ・ウェルザー=メストなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはすでにそれぞれのジャンルにおけるレパートリーとして演奏され続けている。
2013年のザルツブルク音楽祭では、二度目となる同音楽祭委嘱作品、ソプラノとオーケストラのための《嘆き》の初演をはじめ、アンサンブル・ウィーン=ベルリン委嘱作品《古代の声》の初演ほか、多くの作品が演奏された。
2014/15シーズンは、ベルギー、ブルージュ・コンセルトヘボーのコンポーザー・イン・レジデンスとしてフランダース地方の各都市で細川特集が組まれ、オペラ「松風」(リール歌劇場)をはじめ6回のオーケストラ、室内楽コンサートが企画された。2015年、ヴュルツブルクの伝統あるモーツアルト音楽 祭のテーマ作曲家に選ばれ、同音楽祭委嘱作品「悲歌、エレジー」がルノー・カプソンとバンベルク交響楽団で初演され、2016年1月ハンブルク国立歌劇場 (指揮、ケント・ナガノ、歌手、藤村実穂子ほか)ではオペラ「海・静かな海」(平田オリザ原作・演出)が世界初演され、大きな話題となった。
2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリン・ドイツ交響楽団2006/2007、および 西ドイツ放送局合唱団2006-2008、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団2013/2014のコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。 2006/2007年および2008/2009年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在。2012年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出された。2012年秋、紫綬褒章を受章。2013年、オーケストラ曲「夢を織る」が英国作曲家賞を受賞。現在、 武生国際音楽祭音楽監督。東京音楽大学、エリザベト音楽大学客員教授。国立音楽大学、招聘教授。

コンサートプロデューサー

伊藤 恵 Itoh, Kei

Kei Itoh

幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本では「若い芽のコンサート」でN響との共演をはじめ、各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。最新盤は「ベートーヴェン ピアノ作品集1」(フォンテック)。また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本はじめ武生国際音楽祭、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加。2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

演奏家

鈴木優人 Suzuki, Masato(指揮)

鈴木2

1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮に就任。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。今年11月にはNHK交響楽団にも初登場予定。2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇「ポッペアの戴冠」を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック・オペラの新機軸として高い評価を得た。作曲家としても数々の委嘱を受けると同時に、J.S.バッハBWV190喪失楽章の復元や(Carus)、モーツァルト『レクイエム』の補筆・校訂が(Schott Music)、高い評価を得ている。NHKFMの「古楽の楽しみ」に解説者としてレギュラー出演。チェンバロ・ソロのCD「rencontre」は各紙で絶賛されている。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。

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ヴェロニカ・エーベルレ Veronika, Eberle(ヴァイオリン)

Erberle南ドイツ生まれ。ポッペン、チュマチェンコ等のもとで研鑽をむ。2006年、わずか16歳でラトルの指名を受けザルツブルク復活祭音楽祭に登場、ベルリン・フィルとベートーヴェンの協奏曲を弾き、世界中の注目を集めた。以後、ラトル、ハイティンク、ギルバート
、ナガノ、ヤノフスキ、パーヴォ・ヤルヴィ、ネゼ=セガン等、著名指揮者に次々と招かれ、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア、モントリオール響、ベルリン放響、フランクフルト放響、ミュンヘン・フィル、ゲバントハウス、チューリッヒ・トーンハレ、N響、都響等、世界の主要オーケストラに招かれている。室内楽にも積極的で、ラルス・フォークト、ルノー・カプソン、アントワン・タメスティ、アンナ・プロハスカ等と共演を重ねる。リサイタルも積極的に行い、ロンドン・ウィグモアホール、ニューヨーク・カーネギーホールを含む主要ホール、ザルツブルク、ルツェルン音楽祭などに登場している。稀有な才能と安定感のある成熟した技術は、世界中から賞賛されている。使用楽器は日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウス「ドラゴネッティ」(1700年製)。

シェシュティン・アヴェモ   Kerstin, Avemo (ソプラノ)

 スウェーデン出身。ストックホルムのアドルフ・フレデリク音楽学校を経てオペラ大学で
声楽を専攻。フォルクオペラ歌劇場のヴェルディ『椿姫』のヴィオレッタ役でデビューを
飾った後、ストックホルム王立歌劇場で演じたベルク『ルル』のタイトルロールで大好評
を博する。また、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』のルチア役、グルック『オル
フェオとエウリディーチェ』のエウリディーチェ役、ドビュッシー『ぺリアスとメリサン
ド』のメリサンデ役など、数々のオペラの主役を務めてきた。数々の世界初演にも立ち会
っており、その中には細川俊夫『班女』および『二人静 —海から来た少女—』も含まれて
いる。また、ブリテン『イリュミナシオン』、バッハの各受難曲、ブラームス『ドイツレクイエム』、オルフ『カルミナブラーナ』、ヘンデル『復活』『メサイア』などの幅広いレパートリーにおけるソリストとしても高い評価を受けている。
2016年にはオペラ歌手としての並外れた業績に対しスウェーデン国王より文学芸術勲章を授与された。2018年からはヨーテボリ歌劇場に所属し、同歌劇場の国際大使としても活動している。

マリオ・カーロリ   Mario, Caroli(フルート)

マリオ1

イタリア出身。こんにち最も高い評価を受ける演奏家の一人に数えられるイタリア出身のフルート奏者であり、同時に哲学博士号を有する。14歳の時よりアンナマリア・モリーニとマヌエラ・ヴィースラーより指導を受け、若干22歳にして名高いダルムシュタット・クラーニッヒシュタイン賞を受賞。ロンドン・フィルハーモニー交響楽団、フランス放送フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ベルギー国立交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、西ドイツ放送交響楽団など、世界中のオーケストラとも共演している。多くの
現代作曲家が彼のために独奏曲および協奏曲を作曲しており、クラシック曲から最も難解な現代曲までを表現力豊かに演奏することができる、世界でも数少ない音楽家である。これまでの40枚以上のCDを収録しており、それらは世界的に高く評価されている。現在はフランスのストラスブール音楽大学および居住地であるスイスのルガーノ音楽大学で指導にあたっている。

スローウィンド木管五重奏団  Slowind Woodwind Quintet
アレシュ・カチャン(フルート)  マテイ・ザルチ(オーボエ)                                  ユリイ・イェンコ(クラリネット) メトドゥ・トマチ(ホルン)                                パオロ・カリガリス(バスーン)

Slowind_600_800_CR_Jaka_Babnik   スロヴェニア内外の作曲家による木管五重奏曲を含めた幅広い室内楽作品をレパートリーとする、スロヴェニアフィルハーモニー交響楽団の首席奏者によるアンサンブル
であり、これまでの演奏会においてハインツ・ホリガー、ロベルト・アイトケン、アレクサンダー・ロンクイッチ、アルヴィド・エンゲゴール、ウルズラ・オッペンス、クリスティアーネ・イーヴェン、ガース・ノックス、マリソル・モンタルボ、マティアス・ピンチャー、吉野直子、宮田まゆみら著名な演奏家と共演。また、CDやDVDの収録も数多く行っている。1999年にリュブリャナ市のジュパンチッチ賞を受賞、また2003年にはスロヴェニアで最も重要な文化賞であるプレシェーレン賞を受賞。現代音楽の演奏にも積極的に携わり、現代音楽に関する世界各地の重要な音楽祭
に招待演奏家として出演。ヴィンコ・グロボカール、エリオット・カーター、ロイゼ・レビッチ、ユルグ・ヴィッテンバッハ、ニナ・シェンク、マルティン・スモルカら数多くの作曲家がこの木管五重奏団のために新作を作曲している。近年では自らの演奏会企画である「スローウィンド・フェスティバル」において世界の現代音楽における室内楽作品に取り組んでおり、ジャチント・シェルシ、カールハインツ・シュトックハウゼン、エドガー・ヴァレーズ、武満徹などの作品を積極的に紹介している。特に2011年には、エリオット・カーターに焦点を当てて彼の25の作品のスロヴェニア初演を行っている。

エディクソン・ルイース  Edicson, Ruiz(コントラバス)

エディクソン・ルイース(コントラバス)

1985年、ベネズエラのカラカス生まれ。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に所属。11歳でコントラバスを始め、ホセ・アントニオ・アブレウ博士によって創設されたベネズエラの画期的な音楽教育システム「エル・システマ」のオーケストラに所属。「エル・システマ」のフェリックス・プテに学んだ。15歳の時、米インディアナポリスで開催された国際ベース奏者協会コンクールで優勝。その後、ベルリン・フィルのコントラバス奏者ヤンネ・サクサラに師事し、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーの最年少スカラシップ生となる。アカデミーではベルリン・フィルの首席奏者クラウス・シュトールに師事し、この学生時代にベルリン・フィルのオーディションに史上最年少で合格、正団員となった。2002年にはベネズエラ政府より、オーデン・ホセ・フェリックス・リバス賞を授与されている。既に世界で最も著名なコントラバス・ソリストの1人であり、五大陸すべてにおいて、演奏会を成功させている。これまで、ザルツブルク、ルツェルン、エディンバラ、リスボンのグルベンキアン音楽祭などの主要な国際音楽祭をはじめ、ニューヨークのリンカーン・センター、ベルリン、東京、マドリード、オデッサ、チューリヒ、ヨハネスブルクなどで、著名なオーケストラと共演している。彼のために作曲され、初演を任された作品の作曲家には、ハインツ・ホリガー、ポール・デセン、エフライン・オシェール、アルトゥーロ・パンタレオン、マティアス・オッカート、ルイス・アントゥネス・ペナ、藤倉大、ローランド・モーザーらの名が挙げられる。室内楽にも熱心で、これまでアンナー・ビルスマ、ジョルジ・クルターク、ハインツ・ホリガー、エリオット・カーター、ブールジュ、クラウス・トゥーネマン、トーマス・ツェートマイアー、イェルク・ヴィトマン、セルゲイ・ダニエル・ディエンポ、小菅優、菊池洋子ら世界の一流奏者と共演している。

吉野直子  Yoshino, Naoko(ハープ)

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ロンドン生まれ。6歳よりロサンゼルスでスーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始める。1981年第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少で優勝。これまでにベルリン・フィル、イスラエル・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなど欧米の主要なオーケストラと共演を重ね、リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京など世界各地で開催、また、ザルツブルク、ルツェルンなどの世界の主要音楽祭にも度々招かれるなど華やかに活躍。室内楽の交流も幅広く、クレーメル、ハーゲン、今井信子、ニコレ、ランパル、シュルツ、パユ、ズーン、バボラークなどの世界の優れたアーティストたちと定期的に共演。レコーディング活動も活発で多数録音、最新盤は「ハープ・リサイタル3 ~バッハ・モーツァルト・シューベルト・ブラームス他」(grazioso)。アリオン賞、村松賞、芸術祭賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。http://www.naokoyoshino.com/

白井圭  Shirai, Kei(ヴァイオリン)

白井

トリニダード・トバゴ生まれ、東京藝術大学を経てウィーン国立音楽大学で学ぶ。これまでに田中千香士、ゴールドベルク山根美代子、ヨハネス・マイスルなどに師事。日本音楽コンクール第2位及び増沢賞、ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞他、受賞歴多数。ソリストとしてはウィーン楽友協会でのリサイタルや、チェコフィルなどと共演。田中千香士音楽祭レボリューションアンサンブルの音楽監督。Stefan Zweig Trio、Trio Accord、Ludwig Chamber Playersメンバー。神戸市室内合奏団コンサートマスター。

 

毛利文香  Mohri, Fumika(ヴァイオリン)

©Hisashi-Morifuji

©Hisashi-Morifuji

2012年、第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて、最年少で優勝。2015年、第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール2015にて第6位入賞。2019年、モントリオール国際音楽コンクールにて第3位入賞。これまでに、川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。ソリストとして、神奈川フィル、東京フィル、東京シティフィル、東京響、群馬響、大阪響、韓国響、ベルギー国立管、ブリュッセルフィル、クレメラータ・バルティカなど、国内外のオーケストラと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、イタリア・チェルヴォ音楽祭、クロンベルクアカデミー・フェスティバル、シャネル・ピグマリオン・デイズ等に出演。2016年3月には、紀尾井ホールにてデビュー・リサイタルを行った。ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。現在、ドイツ・クロンベルクアカデミーに留学し、ミハエラ・マーティン氏に師事している。オフィシャルHP https://www.fumikamohri.com/

辺見康孝 Hemmi, Yasutaka(ヴァイオリン)

辺見康孝2019

松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。これまでに日本をはじめベルギー、オランダ、フランス、イタリア、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スロヴェニア、ハンガリー、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChampdActionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionや武生アンサンブルのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2012年には日本人としては初めてジョン・ケージの「フリーマン・エチュード」全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い、話題となった。近年はダンサーとの活動も多く、鈴木ユキオや白井剛、吉本大輔、ダムタイプのアーティストとも作品を発表している。2018年には“へんみ弦楽四重奏団”のメンバーを固定し、2019年にリゲティの弦楽四重奏曲で全国ツアーを行った。スタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加。

ヨハナン・ケンドラー Yohannan, Chendler(ヴァイオリン)

Johanan Chendlerイスラエルのエルサレム出身の作曲家兼ヴァイオリニスト。エルサレム音楽舞踏アカデミーにおいてマルク・コピトマンの元で学び学位を取得し、アメリカ=イスラエル文化基金の奨学金を受ける。ブランダイス大学において作曲・理論の博士号を取得。またアスペン音楽祭においてゲオルゲ・ソンタキスに、シエナのアカデミ
ア・チギアーナにおいてアツィオ・コルギにそれぞれ師事。その作品はイスラエル、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本において、メイター室内楽団、イスラエル室内楽プロジェクト、アリエル四重奏団、ヤロン・コールベルグ、リディアン四重奏団、ICE、ECCEなどの手で上演さ
れている。提携出版社はBerben Musical EditionsおよびLucian Badian Edition。クラスター・アソシエーション、ミケーレ・ピッタルーガ作曲コンクール、マルク・コピトマン作曲コンクール、サンフランシスコ州立大学作曲コンクールで受賞。また、ヴァイオリニストとしても現代音楽の様々な室内楽や独奏作品の世界初演を経験してきた。
2014年以降は日本に在住し、横浜現代アンサンブルのディレクター兼ヴァイオリニストとして活動している。

赤坂智子 Akasaka, Tomoko(ヴィオラ)

赤坂智子2019

ジュネーブ音楽員助教授およびヌシャテル音楽員客員教授を経て、現在ベルリンを拠点にヨーロッパを中心に活動する。ヴェルビエ、ルツェルン、ザルツブルグ音楽祭、ナント・ラフォルジュルネなどヨーロッパの主要な音楽祭に度々登場、ミクロシュ・ペレーニやギドン・クレメール、ダニエル・ホープ等と共演。国内ではサイトウ・キネン・フェスティバル松本、水戸芸術館ダヴィッド同盟、ヴィオラスペースなどに出演。庄司紗矢香、樫本大進等と共演。ソリストとしてはバイエルン放送響、クレメラータ・バルティカ、ミュンヘン室内管、ジュネーブ室内管、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。第53回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位受賞、パリ、ペンデレトン新進音楽家賞受賞。2019年よりミュンスター音楽大学教授。

田原綾子 Tahara,Ayako(ヴィオラ)

2019田原綾子

1994年、神奈川県出身。2013年第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第9回ルーマニア国際音楽コンクール全部門グランプリを受賞。読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等と共演。JTが育てるアンサンブルシリーズ、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、題名のない音楽会、クラシック倶楽部、リサイタル・ノヴァ等に出演の他、室内楽奏者としても著名なアーティストと多数共演している。これまでに藤原浜雄、岡田伸夫の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、現在はパリ・エコールノルマル音楽院にてブルーノ・パスキエ氏の下、研鑽を積んでいる。2015年度宗次エンジェル基金奨学生 2015、2016年度ローム音楽財団奨学生、第47回江副記念財団奨学生。サントリー芸術財団よりPaolo Antonio Testoreを貸与されている。

山本周  Yamamoto, Shu(ヴィオラ)

©TairaTairadate

©TairaTairadate

3歳よりヴァイオリンを、17歳よりヴィオラをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学を経て同研究科修了。室内楽では国際音楽祭NIPPON、武生国際音楽祭などに出演。またオーケストラとして東京・春・音楽祭や宮崎国際音楽祭等の音楽祭に参加。これまでにヴァイオリンを森川ちひろ、徳永二男の各氏に、ヴィオラを佐々木亮氏に師事。

 

 

 

 

横坂源  Yokosaka, Gen(チェロ)

Gen Yokosaka

桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュツットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。2002年、15歳で全日本ビバホール・チェロコンクール最年少優勝受賞をはじめ、2005年に出光音楽賞、2008年に齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年にミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年にホテルオークラ音楽賞など多数受賞。室内楽部門では、2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位を受賞している。13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、多数のオーケストラとソリストとして共演し好評を博し、ソリスト、室内楽奏者としても、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭、武生国際音楽祭など多数出演。近年では、シュツットガルト放送交響楽団のメンバーを中心に結成された室内楽アンサンブル『ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュツットガルト』のメンバーとして、ドイツ及び日本各地で演奏活動を展開。これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。2016年、ワーナーミュージック・ジャパンより「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ集(ピアノ:藤井一興」をリリース。

伊東裕  Ito, Yu(チェロ)

©︎CODiS

©︎CODiS

奈良県生駒市出身。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位受賞、徳永賞受賞。カルテット・アルパとして、バンフ国際弦楽四重奏コンクール2016にて、Career Development Awardsを受賞。葵トリオとして、第67回ARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門第1位受賞。青山音楽賞バロックザール賞受賞。長岡京室内アンサンブル、関西フィル、日本センチュリー交響楽団、神戸市室内合奏団、藝大フィルハーモニアなどのオーケストラと協演。小澤国際室内楽アカデミー、小澤征爾音楽塾オーケストラ、武生国際音楽祭、北九州国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに参加。トッパンホールランチタイムコンサート、紀尾井ホール「明日への扉」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、「クラシック倶楽部」などに出演。これまでに斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二に師事。東京藝術大学音楽学部を首席で卒業し、福島賞、安宅賞、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程に進学し、ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてエンリコ・ブロンツィに師事。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。ヤマハ音楽支援制度2011年度奨学生。(公財)青山財団2014年度奨学生。(公財)ローム ミュージック ファンデーション2017年度奨学生。

多井智紀  Tai, Tomoki(チェロ)

多井智紀

1982年大阪生まれ。東京芸術大学にてチェロ専攻。在学中より〈Ensemble Bois〉などの現代音楽演奏グループで活動。世界初演作品数は150曲超。ソリストとしてセントラル愛知交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2010年よりCDレーベル/演奏会企画団体〈時の形レコード〉を開始。〈時の形レコード〉にて2010年《オケゲムシャンソンによる37の様相》ポルタティーフオルガン、電子キーボードの為の音楽》を、〈Ensemble Bois〉にて2006年フェルドマンstring quartet No.2、2007年アルド・クレメンティ個展を、個人では2008年古今対位法《音の綾取》、2010年木山光&星谷丈生弦楽四重奏新作演奏会をそれぞれ企画。チェロの他、ヴィオラダガンバ、自作電気楽器を演奏する。2012年武生国際音楽祭新しい地平特別賞受賞。

細井唯  Hosoi, Yui(チェロ)

2019細井唯

東京音楽大学弦楽科を首席で卒業。在学中に給費奨学金を得る。卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第54回鎌倉学生音楽コンクールチェロ部門第1位及び野村光一賞受賞。2016年宗次ホール弦楽四重奏コンクール聴衆賞受賞。プロジェクトQ第10章、ビヨラスペース2013ヒンデミット弦楽四重奏曲全曲演奏会、プロジェクトQ第11章、JTが育てるアンサンブルシリーズ、北九州国際音楽祭、武生国際音楽祭、等に出演。アレクサンダー・ヒュルスホフ、ウェン=シン・ヤン、ダヴィド・ゲリンガス、グスタフ・リヴィニウス、フランソワ・サルク各氏のマスタークラスを受講。これまでにチェロを久保田顕、佐藤明、久武麻子、苅田雅治、ドミトリー・フェイギン、中木健二の各氏に師事。

中川賢一  Nakagawa, Ken-ichi(ピアノ)

中川賢一2017

桐朋学園音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科を首席修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ヨーロッパ国内外の様々な音楽祭に出演、日本ではサントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭に度々参加。武生国際音楽際には2001年からほぼ毎年参加。NHK-FM、NHK-BSなどに多数出演、新作初演も多い。ダンスと音楽など他分野とのコラボレーションを行う他、「Just Composed in Yokohama 2003」、「超難解音楽祭」(仙台)音楽監督・ プロデュースなども行った。ピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開。クラングフォルムウィーン、ムジークファブリーク、アンサンブルルシェルシュ、アルテルエゴなどを指揮、アルディッティカルテットやバーバラ・ハンニガン、イエルーン・ベルワルツ等と共演する他、アンサンブ・モデルンとのコラボレーションは話題を呼んだ。メシアンピアノ曲全曲演奏、ケージ「ソナタとインターリュード」、ジェフスキー「不屈の民変奏曲」、リュック・フェラーリピアノ作品集演奏会、武満徹ピアノ曲全曲等数多くを演奏し、各方面から好評を博す。東京室内歌劇場、東京フィル、仙台フィル、広響他と指揮で共演。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。お茶の水女子大学、 桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。 公式ホームページ http://www.nakagawakenichi.jp

今川裕代  Imagawa, Hiroyo(ピアノ)

©小坂真

©小坂真

福井県出身。シュトゥットガルト国立音楽大学およびザルツブルク·モーツアルテウム国立音楽大学修士課程首席卒業。ピアノを名教師 故ハンス・ライグラフ、アンドレ・マルシャン、田邉暁美、徳岡美智子、高務智子、角聖子各氏に師事し、第25回サレルノ国際ピアノコンクール第1位併せて最優秀ドビュッシー演奏賞受賞、第10回シューベルト国際ピアノコンクール第2位、第9回ブラームス国際音楽コンクール第2位、第1回ルビンシュタイン国際ピアノコンクール第3位に入賞。オーストリア政府よりヴュルディグング賞を受賞。これまでにNHK響、東京フィル、新日本フィル、名古屋フィル、関西フィル、日本(大阪)センチュリー響、アンサンブル金沢、セントラル愛知響、群馬響、九州響、東京ニューシティ管、チェコ国立ブルノフィル、ドルトムントフィル、ベネズエラ響、アルメニアフィル、サンクトペテルブルグ祝祭管、レニングラード国立歌劇場管等のオーケストラと共演。イギリスの宮殿内での御前演奏、ベルギーのフランドロン、ドイツのシュベッツィンゲンをはじめ、モーゼル、マイセン、メクレンブルク=フォアポメルンや武生等の国際音楽祭、NHKやドイツのMDR,SWRのラジオに出演している。現在、大阪芸術大学演奏学科准教授、及び東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザーを務める。

北村朋幹 Kitamura, Tomoki(ピアノ)

Tomoki Kitamura

1991年愛知県生まれ。3歳よりピアノを始める。これまでに浜松国際ピアノコンクール第3位、シドニー国際ピアノコンクール第5位ならびに3つの特別賞、リーズ国際ピアノコンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位など受賞。2005年、第3回東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、ソロリサイタル、室内楽、古楽器による演奏活動を定期的に行っている。その演奏は《類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう(パヴェル・ギリロフ)》《卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家(濱田滋郎)》などと評されている。録音は「遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―」(2011)、「夜の肖像」(2014)、「黄昏に-ブラームス/リスト/ベルク作品集 」(2016) がそれぞれフォンテックから発売され、レコード芸術をはじめとする主要紙において好評を得ている。愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカ、ライナー・ベッカーの各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてイェスパー・クリステンセン氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいる。オフィシャルサイトhttp://tomoki-kitamura.com/

津田裕也 Tuda, Yuya(ピアノ)

Yuya Tsuda

仙台市生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程を経て、ベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン師に師事。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。11年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ソリストとしてベルリン響、東響、日本フィル、東京フィル、神奈川フィル、仙台フィル、名古屋フィル、広響、関西フィル、ドイツ室内管等と共演。日本各地でソロリサイタルを開催するほか、NHK-FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェスティバル、武生国際音楽祭、木曽音楽祭などに出演。10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。15年にフォンテックよりリリースした「メンデルスゾーン:ピアノ作品集」が高く評価される。最新盤は18年7月に同レーベルよりリリースした「ショパン:後期ピアノ作品集」。室内楽活動にも積極的で、松山冴花(vn)とデュオを組み、ナミ・レコードより4枚のCDをリリース。また、白井圭(vn)、門脇大樹(vc)とピアノ・トリオ<Trio Accord>を結成し、国内各地で演奏。その他、ピーター・ウィスペルウェイ、堀米ゆず子、山崎伸子、イェンス=ペーター・マインツなど多くの著名な弦楽器奏者と共演している。最近では管楽器奏者との共演も多く、様々な共演者から厚い信頼を得ている。これまでに、パスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に師事。東京藝術大学講師。

山本純子 Yamamoto, Junko(ピアノ)

山本純子2019 スペインのクサヴァー・モンサルバージュ国際コンクールにて第3位及び最優秀スペイン近代音楽解釈賞受賞。フェニックス・エヴォリューション・アワード受賞。エクスペリメンタル サウンド、アート&パフォーマンスフェスティバルにて最優秀企画賞を受賞。バーデンバーデン管弦楽団、ヴュルテンベルク管弦楽団、ピルナ交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢などの数々のオーケストラと共演。ストラスブール国際音楽祭、バルトーク国際音楽祭、ビエンナーレ・クリチバなど各国の国際音楽祭に招聘されている。武生国際音楽祭には2001年より連続出演。ドイツ国立シュトゥットガルト音楽大学とスイス国立バーゼル音楽大学にて教鞭を執っている他、ブラジルのパラナ連邦大学、アイルランドの国立メイヌース大学と国立コーク大学、南アフリカのザ・ヴィットウォーターズラント大学やケープタウン大学などに招待され、演奏会やワークショップ、講義を行なっている。これまでに7枚のCDを録音。2019年にはレコードレーベルWERGOより室内楽 『Stunden Blumen』が発売予定。ensemble cross.art(アンサンブル クロス.アート)と contemporary piano currents (コンテンポラリー・ピアノ・キュレンツ)を結成し、 25カ国約80名のアーティストや作曲家と共同して斬新なプロジェクトをプロデュースしている。
大宅さおり Oya, Saori(ピアノ)

© K.Vermeire

© K.Vermeire

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。ブリュッセル王立音楽院(Koninklijk Conservatorium Brussel)修士課程を首席で修了。ピアノ、室内楽、現代音楽においてグランドディスティンクション賞を受賞。ベルギー政府給費留学生。その後同音楽院ピアノ科プロフェッサーアシスタントとして後進の指導にあたる。兄であるピアニスト大宅裕とのピアノデュオでは、2001年より活動を開始し、現在に至る。古典から現代までの作品を意欲的に取り組んでおり、レパートリーは80作品にのぼる。室内楽奏者およびオーケストラメンバーとしては、Ensemble champ d’Action、Ensemble Musiques Nouvelles、Prometheus Ensemble、Royal Flanders Opera等で活動。10年間のベルギー滞在を終え帰国。近年の演奏活動は、東京文化会館小ホールでの日本演奏連盟主催リサイタルをはじめ、日本各地での音楽祭やコンサート、学校訪問アウトリーチ、そして定期的にベルギーの音楽祭にも招聘されている。またコンクール審査やアドヴァイスレッスン等にも力を注いでいる他、日曜の朝にクラシック音楽を楽しむコンサートシリーズ企画「Sunday Morning Classic」の運営やプロデュースも行っている。2018年にはソロCD “SAORI OYA PLAYS BRAHMS”(発売元サウンドアリアレコード) をリリース。平成27年度福井県文化奨励賞受賞。オフィシャルサイト www.saorioya.net     オフィシャルブログ http://oyaduo.exblog.jp/

宮田まゆみ Miyata, Mayumi(笙)

Mayumi Miyata

東洋の伝統楽器「笙(しょう)」を国際的に広めた第一人者。古典雅楽はもとより、現代音楽、オーケストラとの共演などにより、「笙」の多彩な可能性を積極的に追求している。国立音楽大学ピアノ科卒業後、雅楽を学ぶ。1979年より国立劇場の雅楽公演に出演。1983年より笙のリサイタルを行って注目を集める。古典雅楽はもとより、武満徹、ジョン・ケージ、ヘルムート・ラッヘンマン、細川俊夫など現代作品の初演も数多く、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ、シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック、ウラディーミル・アシュケナージ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団、ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団、準・メルクル指揮リヨン国立管弦楽団、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団、佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団、WDRケルン放送交響楽団ほか国内外のトップオーケストラと数多く共演。加えて、ザルツブルク、ウィーン・モデルン、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、パリの秋、アヴィニヨン、ダルムシュタット、ドナウエッシンゲン、タングルウッドをはじめとする各国の音楽祭への参加、ウィーン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨークなどでのリサイタルと幅広く活躍。近年ではケージ『One9(笙独奏のための)』全曲演奏会、古典「調子・入調」全曲演奏会などでも高く評価されている。98年の長野オリンピック開会式で「君が代」演奏の模様は全世界からの注目を集めた。芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性年度賞「芸術賞」、中島健蔵賞、横浜文化賞奨励賞、日本伝統文化振興賞、佐治敬三賞、松尾芸能賞優秀賞をそれぞれ受賞。国立音楽大学客員教授。

田嶋直士  Tajima, Tadashi(尺八)

Tadashi Tajima

日本を代表する国際的尺八演奏家。直簫流を創設し宗家となる。東京・大阪に教授所。年2回東京・大阪での本格的リサイタル(通算76回)の他、各地でリサイタル・コンサート活動。400ヵ所を超す尺八本曲全国行脚演奏。海外23カ国で公演。ザルツブルグ国際音楽祭の他、世界の音楽祭より数々招待を受ける。1990年、2007年、2018年文化庁芸術祭賞受賞。パンムジークフェスティバル邦楽演奏コンクール1位・大賞・ドイツ大使賞受賞。レミー・マルタン賞・音楽之友社賞(日本音楽集団の一員として)受賞。バッハ国際音楽祭にて細川俊夫作曲“VoyageX”(尺八協奏曲)初演、絶賛される。

大阪府民劇場奨励賞受賞。「尺八入門教則本」及び「一音に心をこめて」出版。国内外で多数のLP・CD出版、数々のジャンルの演奏家と共演、一般に抱かれている先入観を大きくくつがえし、尺八の持つ表現力の大きさ、対応の多様性を示し、いずれの場合においても成功させ高い評価を得ている。

鈴木俊哉  Suzuki, Tosiya(リコーダー)

Tosiya Suzuki 300x400

アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。B.ファーニホウ、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演する。ウィーンモデルン、チューリッヒ新音楽の日、ガウデアムス、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン、コンポージアム、クランクシュプーレン、トンヨン、ルーマニア国際現代音楽祭、サントリーサマーフェスティバル、中国-アジア音楽週間、Etching、Melos-Ethos等の音楽祭にソリストとして参加し、各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行う。`02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、京都府教育委員会の派遣講師「夢大使」として子供たちにもリコーダーを教え、京都府の各小学校だけでなく、国内や台湾の小中学校でも教える。ソロCD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会よりMusic & Ästhetik Interpretationsprize 2003を受賞。他に、名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、中島健蔵音楽賞、創造する伝統賞、佐治敬三賞を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。www.tosiyasuzuki.com/

太田真紀  Ota, Maki(ソプラノ)

Maki Ota

同志社女子大学学芸学部声楽専攻卒業。同大学音楽学会《頌啓会》特別専修生修了。大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。東京混声合唱団のソプラノ団員として活動後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてローマに滞在。ジャチント・シェルシの作品をコラボレイターである平山美智子氏のもとで研究した。演奏はドイツDLF、イタリアCEMAT、NHK-FMなどで放送されている。これまでにローマのイザベラ・シェルシ財団、ケルン大学にて無伴奏ソロリサイタルを開催。三ツ橋敬子指揮・いずみシンフォニエッタ大阪定期演奏会へソリストとして出演したほか、シェルシ音楽祭(バーゼル)、ヌオヴァコンソナンツァ・フォンダメンタ・フェスティバル(ローマ)、ブタペスト・ミュージックセンター、ローマ・ケルン・パリ日本文化会館、武生国際音楽祭、東京オペラシティリサイタルシリーズ”B→C”、サントリー芸術財団サマーフェスティバル、ニュイ・ブランシュ Kyoto他に出演。近年はアンサンブル九条山のメンバーとしても活発な演奏活動を行っている。

大石将紀 Oishi, Masanori(サキソフォン)

Masanori Oishi

東京藝術大・同大学院修了後渡仏、パリ国立高等音楽院・大学院修了。02~04年まで文化庁派遣芸術家海外研修員。在仏中は、ダヴォス国際音楽祭(スイス)等の音楽祭、ポンピドゥーセンターやルーブル美術館(共にパリ)のプロジェクトに参加。2008年に帰国し東京オペラシティ文化財団「B→C」に出演。朝日新聞誌上等で高い評価を得た。その後はサントリーサマーフェスティバル、東京オペラシティ文化財団コンポージアム、横浜みなとみらいホール「JUST COMPOSED」などに出演。武生国際音楽祭は2014年より毎年出演している。また(財)地域創造の支援アーティストとして全国でリサイタルやアウトリーチを展開。近年はフランス、イタリア、スペイン、スペインなどに招かれコンサートやマスタークラスを行っている。14年所属する「東京現音計画」で第13回サントリー芸術財団佐治敬三賞受賞。15年に「NOMAN’S LAND Masanori Oishi plays Jacob TV」をジパングレーベルより、また18年「SMOKE JAPANESE SOLO SAXOPHONE WORKS」をオドラデクレコードより日本、アメリカ、ヨーロッパにてリリース。現在、東京藝大・洗足学園音大・東邦音大・大阪音大講師。セルマーアーティスト。www.m-oishi.com

上野由恵  Uino, Yoshie(フルート)

上野由恵2019

東京藝術大学をアカンサス音楽賞を得て首席卒業。同大学院修士課程修了。第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E・ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞。2018年S&Rワシントン賞受賞。これまでに、ソリストとして、チェコ・フィル室内管弦楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィル、東京交響楽団、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、セントラル愛知響、京都市交響楽団、関西フィル等と共演。また、室内楽においても、ベルリン・フィル首席奏者によるアマルコルド・カルテット・ベルリン、チェコ・フィル六重奏団等と共演。その他、ドイツ、オーストリア、フランス、ロシア、アメリカ、韓国、中国、台湾にて招聘演奏。各地でのリサイタルの他、「NHK名曲アルバム」、「NHK-FM名曲リサイタル」、「気ままにクラシック」等、多数のラジオやテレビ番組に出演。2005年と2016年には皇居内にて御前演奏の栄に浴す。これまでにオクタヴィア・レコード等より9枚のCDをリリースし、それぞれ『レコード芸術誌』特選盤、朝日新聞特選盤等に選ばれる。2016年はアメリカを拠点とし、ワシントンでのソロリサイタルやカーネギーホールでのコンサートなど各都市で公演を重ねる。2017年にはフランスに移り、演奏活動を行う。2018年夏に帰国。www.yoshieueno.com

上田希  Ueda, Nozomi(クラリネット)

上田希2019

12歳でクラリネットを始める。大阪音楽大学音楽学部器楽科を経て渡米、ジュリアード音楽院にて修士課程修了。これまでに山崎隆弘、本田耕一、チャールズ・ナイディック、大島文子諸氏に師事。1994年から97年まで霧島国際音楽祭に奨学生として参加、優秀演奏賞初め、数々の特別奨励賞を受賞。1999年第11回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門入賞、さらに第68回日本音楽コンクールクラリネット部門第1位入賞し本格的に演奏活動を開始。その後も、2001年には、第2回カール・ニールセン国際クラリネットコンクールディプロマ賞、第5回松方ホール音楽賞大賞、平成13年度坂井時忠音楽賞、第19回黒川録朗賞、2002年第24回姫路市芸術文化賞芸術年度賞、第26回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、2003年には平成15年度兵庫県芸術奨励賞と受賞を重ねる。在米中には、過去10年以内に作曲された現代作品のみを取り上げるニュー·ジュリアード·アンサンブルに所属し、多くの世界初演・米国初演に携わった。この経験は帰国以後も活かされており、2001年7月に結成された現代音楽演奏団体 next mushroom promotion のメンバーとして活動を続け、現代音楽の分野でも高い評価を得ている。2006年には団体として、サントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞、これまでにハンガリー、韓国、香港、メキシコほか、国内外の音楽祭に招かれている。KNMベルリン(ドイツ)やアンサンブル・ルシリン(ルクセンブルグ)に客演し、録音などにも参加している。近年では、アンサンブル九条山のメンバーとしても活動し、文化庁移転が決まっている京都の現代音楽アンサンブルとして注目を集めている。ソリストとして、飯森範親指揮東京交響楽団、佐渡裕指揮大阪フィルハーモニー交響楽団、西本智実指揮京都市交響楽団、岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢や海外のオーケストラとソリストとして共演。最近では、いずみシンフォニエッタ大阪第39回定期演奏会にて、生誕100年を迎えたユン・イサンのクラリネット協奏曲を演奏し、その強靱な音楽世界を描ききり好評を博す。現在、大阪音楽大学・京都市立芸術大学にて非常勤講師、ならびにいずみシンフォニエッタ大阪、ニューヨーク・リコリッシュアンサンブルの各メンバー。

葛西友子  Kasai, Tomoko(打楽器)

Tomoko Kasai

兵庫県出身。大阪音楽大学卒業、同大学院管弦打研究室修了。現代音楽集団next mushroom promotion(nmp)、パーカッショングループ大阪に在学時から所属し室内楽演奏活動を積極的に行う。2005年に団体としてnmpは、サントリー芸術財団より佐治敬三賞を受賞、国内外の音楽祭に招かれている。フリー打楽器奏者として国内外問わず室内楽を中心とした同時代音楽の演奏を専門に活動し、これまでに武生国際音楽祭やサントリー芸術財団サマーフェスティバルなど数多くのコンサートに出演する他、関西を中心にオーケストラや吹奏楽での客演、劇伴レコーディング、ラジオやテレビ番組主催の各種大型音楽イベントにおける特設バンドにも年間通し参加と、活動は多岐に渡る。音楽と幼児との関わりに興味があり神戸新聞社と提携し、打楽器アンサンブルグループを主宰、幼稚園 保育園 小中高等学校 支援学校でのコンサートを定期的に行う。併せて、文化庁主催の「文化芸術による子供の育成事業」派遣講師として認定されアウトリーチやワークショップ、コンサート活動を行なっている。また各コンクール審査や、中高校の吹奏楽打楽器指導で各地を回り後進の指導にも力を注いでいる。大阪音楽大学特任講師、兵庫県立西宮高等学校音楽科、早稲田摂陵高等学校吹奏楽コース、大阪国際滝井高等学校音楽コース 各講師。関西打楽器協会理事。

松村多嘉代  Matsumura, Takayo(ハープ)

松村多嘉代2017(上半身カット)

大阪生まれ。相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業後にハープを始める。妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でフランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK FM「名曲リサイタル」をはじめ数多くのコンサートに出演。 2017年京都市交響楽団(指揮・下野竜也)とマレッキ作曲「2台のハープのためのコンチェルティーノ」を協演。ヴァイオリ二スト・辺見康孝とのデュオX[iksa]ではオーストラリア、カナダ、南アフリカなど海外公演を含めこれまでに500回近い公演を行なっている。 オーケストラ奏者としても活動し京都フィルハーモニー室内合奏団イタリアツアー、京都市交響楽団ヨーロッパツアーに参加。2017年、武生アンサンブルのメンバーとしてヴェネツィア・ビエンナーレ、スロヴェニアでのコンサートに出演。新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。ファルファーレとX[iksa]で6枚のCDをリリースするほか多数の録音に参加している。ハープデュオ・ファルファーレ http://gold.ap.teacup.com/farfalle/                                                           ヴァイオリン&ハープデュオ X[iksa] http://www.x-iksa.com/

横瀬まりの  Yokose, Marino(アルト)

横瀬まりの2019

埼玉県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程音楽研究科独唱専攻修了。宗教声楽作品やバロック分野での活動を中心としており、これまでにL.V.Beethoven《交響曲第9番》のソロを多数務める他、第68回藝大メサイア、第384回藝大フィルハーモニア管弦楽団合唱定期演奏会J.S.Bach《ミサ曲ロ短調》BWV232、サンシティ市民合唱団演奏会J.S.Bach《マタイ受難曲》BWV244、ロシア・モスクワにて安部正義《ヨブ》等においてアルトソリストを務める。ラフォルジュルネ・オ・ジャポン2017, 2019コンサート出演。声楽を牧野美紀子、高橋啓三、寺谷千枝子、手嶋眞佐子、各氏に師事。

宮下大器   Miyashita, Taiki(テノール)

宮下大器2019

神奈川県出身。東京藝術大学声楽科及び同大学院卒業。学部卒業時に同声会賞受賞。第26回友愛ドイツリートコンクールで第1位となり文部科学大臣賞並びに、シューベルト賞を受賞。副賞としてウィーンに短期留学。第85回、87回日本音楽コンクール声楽部門本選大会にて入選。2013年の「藝大メサイア」、2014年の芸大合唱定期演奏会でバッハ《クリスマス・オラトリオ》、2015年同演奏会にてモーツァルト《レクイエム》のソリストを務める。また同年から福井県武生国際音楽祭に三年連続で出演。その他にブクステフーデ《我らがイエスの四肢》、モーツァルト《ハ短調ミサ曲》、ベートーヴェン《第九》、シューベルト《ミサ曲第5番》、ブルックナー《テ・デウム》、ヴェルディ《レクイエム》などの宗教曲のソリストを務める。オペラでは昨年9月にヴェルディ《椿姫》にガストーネ役でデビューした。また同年5月に初リサイタルを行い、シューマン《詩人の恋》を全曲演奏するなどソロの活動も行なっている。これまでに河野克典に師事。

関口直仁   Sekiguchi, Naohito(バリトン)

関口直仁2019

岩手県出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。高校在学中からコンクールに出場し、「第2回高校生のための歌曲コンクール」、並びに「第3回高校生のための歌曲コンクール」において奨励賞。「第56回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部」において第3位入賞。「奏楽堂日本歌曲コンクール第28回歌唱部門」入選。大学在学中より声楽家としてコンサートホールやレコーディングスタジオで活動をはじめる。「フィガロの結婚」(フィガロ)、「コシファントゥッテ」(ドン・アルフォンソ)、「ドン・パスクアーレ」(マラテスタ)、バッハ作曲「ミサ曲ロ短調」、ヘンデル作曲「メサイア」、モーツァルト作曲「レクイエム」、ベートーベン作曲「交響曲第9番」、などオペラや宗教曲でソリストを務める一方で、TVCFやアニメ、映画音楽など多数のレコーディングに参加。演奏活動の一方で、「心に刺さる音楽」をモットーに、関東近郊の合唱団やタレントスクール、カルチャースクールでアツい指導を行っている。村松玲子、三林輝夫、青島広志、福島明也の各氏に師事。                      公式サイトhttps://n-sekiguchi.amebaownd.com/

花士 珠寳   Hananofu  Shu-hou(献花)

珠寶

京都の慈照寺(銀閣寺)にて初代花方を務める。2015年に独立し、草木に仕える花士として、大自然や神仏、時、ひとに花を献ずることを国内外で続けている。同年、青蓮舎花朋の會を設立し、教場で花を通してそれぞれの「花」の在処を求め、豊かな生活時間を作ることを提案している。2016年からは、香港に加え中国本土でも活動している。2017年4月より、京都造形芸術大学美術工芸学科客員教授として教鞭をとる。音楽や現代アート、工芸、建築などの分野で国内外のクリエーターとも協働している。著 書 に『 造化自然 – 銀閣慈照寺の花-』(淡交社)、『一本草 – 花が教える生きる力 – 』(徳間書店)など。www.hananofu.jp

酒井知里 Sakai, Chisato  (クリスタルボウル)

酒井知里2019

愛知県出身。セラピーを目的とした瞑想法「ありがとう禅」のクリスタルボウル奏者として、国内のみならず、アメリカやヨーロッパ各地でも活躍。クリスタルボウルの倍音効果により、「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質オキシトシンが急増することが医学的治験でも確認されている。

 

 

 

 

西村清志 Nishimura, Kiyoshi (トランペット)

西村清志兵庫県西宮市出身。関西大学文学部卒業及び、京都市立芸術大学大学院修了。第27回日本管打楽器コンクール 第5位。第2回関西トランペット協会コンクール オケスタソロ部門 第1位。第1回いこま国際音楽祭にてR. フリードリッヒ氏のマスタークラスを受講。2010年12月よりドイツのカールスルーエへ渡り、同氏のもとで研鑽を積む。フリードリッヒ氏の推薦により、第2回いこま国際音楽祭オープニング・ガラ・コンサートに出演。2012年、CD「7人のトランペット奏者によるソロ曲集 Vol.6」を収録。2015年には京都にてトランペットリサイタルを開催するなど、ソロ活動も積極的に行う。これまでにトランペットを中村光伸、菊本和昭、白水大介、早坂宏明、R. フリードリッヒの各氏に、また室内楽を呉信一、若林義人の両氏に師事。現在関西を中心にフリーランスとして活動中。

滝村洋子 Takimura, Yoko  (トランペット)

滝本1大阪音楽大学音楽学部卒業。大阪音楽大学非常勤教育助手を経て、現在、同大学の演奏員。トランペットを竹森健二、早坂宏明、室内楽を木村寛仁の各氏に師事。O・E・アントンセン、T・モリソンのマスタークラスを受講。カナディアン・ブラスの室内楽のマスタークラスを受講。在学中、ソリストとしてN・フンメル「トランペット協奏曲」を大阪音楽大学吹奏楽団と共演。京都国際音楽学生フェスティバルに参加。現在フリーランスとして、関西の各オーケストラへの客演。その他、吹奏楽や室内楽、後進の指導等、関西を中心に多方面にて活動する。現在、大阪音楽大学演奏員。金管バンド 大阪コンサートブラス、金管5重奏 ブラスアンサンブル・ブリオンの各メンバー。ドルチェ・ミュージック・アカデミー講師。関西トランペット協会理事。

竹本 裕一 Takemoto, Yuichi (トロンボーン)

10竹本

 

岡山県出身。16歳よりトロンボーンを故 谷口 一夫氏に師事。2000年に渡仏し、フランス国立パリ地方音楽院にてトロンボーンをジャック・モージェ氏に師事。同音楽院でバロックトロンボーンも学ぶ。2001年にレオポールベラン音楽コンクールにて1等賞受賞。ニース国際音楽アカデミー(仏)、ガルガーノ音楽アカデミア(伊)などでも研鑽を積み、イタリアでは優秀受講生として演奏会のソリストに抜擢される。卒業後は帰国し、国内やヨーロッパのオーケストラなどのコンサートや録音、TV収録などに参加。独奏者としても2003年にリサイタルを開催。以後、各地でのリサイタルやスクールバンドなどと共演を重ねる。現在は(公社)オーケストラ アンサンブル神戸、ブラスアンサンブル・ブリオン、トロンボーントリオ「おたけまつり」などのメンバー。またESA音楽学院専門学校、豊中市消防音楽隊、奈良県立高円高校音楽科などの講師も務める。各地でアマチュアバンドの指導にあたり、自身も箕面市青少年吹奏楽団を指揮し、全国大会に2度出場。2012年に箕面市長より、2019年に豊中市消防局より表彰を受ける。

山口 真理子 Yamaguchi, Mariko (チューバ)

山口同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。同大学の卒業演奏会に出演。テューバを西田和久、故唐川集三の両氏に師事。在学中よりレックス・マーティン氏のレッスンを受講。現在、フリーランスとして在阪オーケストラを中心に客演する傍ら、各地での吹奏楽指導やクリニックにも携わっている。ブラスアンサンブル”ブリオン”、”Euphonium&Tuba Quartet 心色 Koco-iro”、ウインドアンサンブル奏  各メンバー。    大阪音楽大学演奏員。            おかやま山陽高等学校 非常勤講師。

 

ワークショップ講師

イヴァン・フェデーレ(イタリア)

Fedele 1953年、レッチェ出身。ピアノ演奏をB. カニーノ、V. ヴィターレ、I. デッカースに、作曲法をR. ディオニーシ、A. コルギ、F. ドナトーニにそれぞれ師事する。同時期にミラノ大
学でE. パーツィ、L. ガイモナト、R. マンジョーネ、R. カントーニの下で哲学を学ぶ。数学者である父から数学に対する情熱を受け継ぎ、「立体音響」概念の実験や使用、創造過
程における「ライブラリ」の定式、試作型「グラニュラーシンセサイザー」の定義など、作曲上の研究に反映させている。自作の『Capt-Actions』(弦楽四重奏、アコーディオン、エレクトロニクスのための)は初めて新システムの「センサ」を使用した。これは音楽的ジェスチャーの計測データを全てコンピュータに直接送信し、この情報を作曲家が事前に設定した転調セットの型に基づいてリアルタイムで解釈する作品である。『Capt-Actions』は2005年4月にメッツのアルセナーレで世界初演された。パリの「キッチン」スタジオでティエリ・コドゥイスによって開発されたこの新技術は、作曲上の新たな視点を開き多くの可能性を有している。
スヴィーニ・ゼルボーニ出版社から約100作品が出版されている。中でも特筆すべきは
、2007年の「フィレンツェの5月」芸術祭にフィレンツェ市立劇場から委嘱されたオペラ「アンティゴネ」が挙げられる。本作はイタリア批評家協会により「2007年最優秀新作」として第27回「アッビアーティー」賞を授与された。数々の室内楽作品に加えて、オーケストラ曲や協奏曲、声楽とオーケストラによる作品も作曲しており、近年の作品としては『En archè』、『33 noms』 (ミラノスカラ座の委嘱)、『La pierre et l’étang (…lestemps…)』がある。これらの作品は、ブーレーズ、エッシェンバッハ、チャン、サロネン、ムーティ、パッパーノ、スラトキン、ロバートソン、カリーゼ、ウィット、ヴァラーデ、ロフェなどの世界的指揮者によって演奏されている。また、BBC、ベルリン放送交響楽団、シカゴ交響楽団、シュツットガルト・ドイツ南西放送、フランス国立管弦楽団、リヨン国立管弦楽団、ワルシャワ交響楽団、RAI 国立交響楽団、サンタ・チェチーリア交響楽団、アンサンブル・アンテルコンテンポラン、ロンドン・シンフォニエッタ、クラングフォーラム・ヴィーンなどの世界各地の交響楽団が彼の作品を演奏している。
CD「Animus Anima」(Cd Stradivarius STR 33629)は「音楽月刊」の「2003年度 衝撃の音楽」賞を授与された。また、「Maja」(Cd L’Empreinte Digitale ED 13198)は「シャルル・クロス・アカデミー」の「2004年度高評価」賞を授与された。2007年にはCD「Mixtim」(Cd Stradivarius 33717) は現代音楽部門で第11回「ディスコ・アマデウス賞」を受賞した。2009年に発売された「モザイク」(Stradivarius STR 33850)は、RAI国立交響楽団がフランチェスコ・ドラツィオのバイオリン独奏と共に全ての協奏曲を収録したモノグラフCDである。2011年に発売されたチーロ・ロンゴバルディの演奏により全ピアノ曲を収録したCD/DVDは雑誌「Musica &amp; Dischi」の批評家特別賞を授与された。世界各地の重要な教育機関でも積極的に教鞭を執っており、その中にはハーバード大学、バルセロナ大学、パリ・ソルボンヌ大学およびIRCAM、ヘルシンキ・シベリウスアカデミー、ワルシャワ・ショパンアカデミー、アヴィニョン・アカンサスセンター、リヨンCNSM、ストラスブールCNR、ミラン、ボローニャ、トリノなどイタリア各地の音楽院で授業を行った。2000年にはフランス文化省より「文学芸術勲章」を授与された。2005年にはローマのサンタ・チェチーリア音楽院の会員に任命され、2007年にはイタリア文化省により同音楽院で音楽院専門コース教授に就任。2009年から2011年にかけては「ミラノ音楽の夕べ」管弦楽団の芸術監督を務め、2012年から2019年まではベネチアビエンナーレの音楽部門監督を務める。2016にはフランス基金によりこれまでの全作品に対して「アルトゥール・オネゲル」国際賞を受賞した。
フェデリコ・ガルデッラ(イタリア)

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1979 – 2 月 4 日、イタリアのミラノで生まれる
1989 – G. ヴェルディ音楽院(ミラノ)でピエロ・ラッタリーノとリッカルド・リサリティにピアノを師事
1994 – G. ヴェルディ音楽院(ミラノ)でジュゼッペ・コラルド、ソニア・ボー、アレッサンドロ・ソルビアーティに作曲を師事
1999 – G. ヴェルディ音楽院でピアノ演奏の学位を取得
2003 – ベルリン芸術大学(ドイツ)でピアノ演奏の学位を取得
2006 – G. ヴェルディ音楽院(ミラノ)で作曲法の学位を取得
2007 – ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で作曲法の学位を取得
2009 – G. ヴェルディ音楽院(ミラノ)で作曲法の修士位を取得Milan(110/110cumlaude)

2009 – 武生国際作曲賞を受賞
2009/2010 – G. ヴェルディ音楽院(トリノ)で作曲法を教授
2010 – ウッチ(ポーランド)でタンスマン国際音楽家コンクール第 3 位
2010/2011 – J. トマディーニ音楽院(ウディネーゼ)で作曲法を教授
2011/2013 – U. ジョルダーノ音楽院(ローディ・ジョルダーノ)で作曲法を教授
2012 – ディヴェルティメント・アンサンブルの特任作曲家に就任
2012 – 武満徹作曲賞第 1 位
2013/2019 – N. ロータ音楽院(モノポリ)で作曲法を教授
2014 – フランス劇場(ベネチア)で若手音楽家特別賞を受賞
2017 – アメリカ学院(ローマ)でイタリア人音楽フェロー
ニーナ・シェンク(スロベニア)

Senk1982年生まれ。リュブリャナ音楽アカデミーにおいてパヴェル・ミヘルチチ教授の指導の下で作曲科を卒業する。その後ドレスデンでローター・フォイクトレンダー教授の指導の下で作曲法を学び、ミュンヘン音楽・演劇大学のマティアス・ピンチャー教授の講座で2008年に修士号を取得した。
2004年のヤングユーロクラシック・ベルリンでは、自作のヴァイオリン協奏曲により最優秀作曲に与えられるヨーロッパ賞を受賞。2008年のワイマール現代音楽春の祝祭では、自作の「流体の動き」によりプレーシェン音楽アカデミー賞と最優秀賞に輝く。その他にも多数の賞を受賞している。2008/2009および2009/2010シーズンには、ドイツのコットブス国立劇場のコンポーザー・イン・レジデンツに就任。2010年には、リュブリャナ大学学長が、作曲・演劇・建築の芸術分野における彼女の特筆すべき業績を表彰した。さらに2017年には、過去2年間の創作活動に対してプレーシェン基金賞を受賞している。
その作品は無数の重要な国際音楽祭で演奏されており、その中にはBBCプロムス、ニューヨーク交響楽団ビエンナーレ、ザルツブルク芸術祭、ヤングユーロクラシック・ベルリン、カッセル音楽祭、ムジカヴィーヴァミュンヘン、フランクフルトポジツィオーネン、ワイマール現代音楽春の祝祭、ハイデルベルク春の音楽祭、武生国際音楽祭、リュブリャナ夏の音楽祭、スローウィンド音楽祭、スロベニア音楽祭、ISCM世界音楽祭、世界サクソフォン会議などが含まれる。また、ニューヨーク交響楽団、コットブス国立劇場オーケストラ、ヤングユーロクラシックオーケストラ、RTVスロベニア交響楽団、アンサンブルアンテルコンテンボラン、アンサンブルモデルン、シャロウンアンサンブル、アンサンブルモザイク、ロンドンシンフォニエッタ、アンサンブルユナイテッドベルリン、スローウィンド木管五重奏団、アンサンブルあれ府、アルテラヴェリタス、MD7、DC8、アンサンブルコンコード、ベルリン室内交響楽団などの世界各地のオーケストラやアンサンブルが彼女の作品を演奏している。

ディラン・ラルデリ(ニュージーランド)

ラルデリ

ニュージーランド出身。ウェリントン・ヴィクトリア大学でギター演奏と作曲法で学位を取得する。ヴェネツィアでステファノ・ベロンに師事した後、DAAD奨学生としてドイツのリューベック音楽専科大学でディーター・マックに学ぶ。2016年にはトーキョーワンダーサイトの在留芸術研究員として、日本の伝統楽器を使用した現代音楽の作曲に取り組んだ。これまでに数々の奨学金や東京のアジア作曲家リーグ・若手作曲家コンクールを含む多数の賞を受賞。その音楽はルーカス・ビス、ニュージーランド弦楽四重奏団、ニュージーランド交響楽団、香港ニューミュージックアンサンブル、鈴木俊哉、吉村七重、アンサンブル・ヴォルテックス、クラングフォーラム・ヴィーン、アンサンブル・モデルンにより演奏されている。近年では APRA (オーストラリア演奏権利協会)の芸術音楽基金賞を受けて、2018年にムジークファブリークのために新作を作曲した。彼の作品はアムステルダムのガウデアームス音楽習慣、ダルムシュタット現代音楽祭、ニュージーランド芸術祭、メトロポリス現代音楽祭、メルボルン・ミズンマフェスティバル、武生国際音楽祭、ベンディゴ国際実験音楽祭で上演されてきた。また、アカンサス作曲コースでエトヴェシュ・ペーテル、ダルムシュタット夏季コースでビート・フュラーとヘルムート・ラッヘンマン、ロワイモヨン作曲コースでブライアン・ファーニホウに学んでいる。
ギター奏者としては、ニュージーランド交響楽団、ストーマ現代音楽アンサンブル、ウェリントンオーケストラと競演し、日本、韓国、中国、タイ、オーストラリア、オーストリア、ハンガリー、ドイツでも出演を果たす。近年ではイギリスでソロリサイタルを行い、メルボルンではバロックギターなどのバロック古楽器で新作を発表した。ニュージーランド作曲家による多数の作品の収録を行い、委嘱・企画・運営を
通じてニュージーランドの音楽の普及に努めている。
キャサリン・ボーチ(アメリカ)

Katharine Balch

キャサリン・ボーチ(1991年生)は、細かい素材の叙情性や遊び心のある音探しに注目し、親密な音環境を作り出そうとする音楽を書いています。彼女の作品は、東京、ミネソタ、オレゴン、アルバニー、カリフォルニア交響楽団、アンサンブルインターコンテンポラリー、インターナショナルコンテンポラリーアンサンブル、コンテンポラリーアンドワイルドアップなどによって委託、演奏され、IRCAMのマニフェスト(フランス、パリ)、フェスティバルMANCA(フランス、ニース)サントリーサマーアーツ(東京、日本)、タングルウッド、アスペン、フォンテーヌブロー、ノーフォーク、サンタフェ音楽祭で紹介されました。キャサリンは、カリフォルニア交響楽団の2017年から2020年のレジデンス作曲家であり、Young Concert Artists Inc.のマネージングの元で現在、ウィリアムB.バッツの作曲家の椅子を保持しています。最近では、ASCAP、BMI、アメリカ芸術アカデミー、室内楽アメリカからも受賞。彼女はイェール音楽大学でアーロン・ジェイ・カーニス、デビッド・ラング、クリス・テオファニディスに師事し音楽修士を完了。現在はコロンビア大学でゲオルグ・ハースに師事しDMA学位取得コースにて研究中。
渡辺裕紀子(日本、ドイツ在住)

渡辺

桐朋学園大学にて作曲を原田敬子、ピアノ、室内楽を間宮芳生各氏に学ぶ。野村国際文化財団、ロームミュージックファンデーションから奨学金を受け、2008年に渡墺。2011年オーストリア国営放送が主催する若手作曲家コンクールにてÖ1 Talentebörse-Kompositionspreiseを受賞、同時に作品がUniversal Editionから出版。2013年文化庁新進芸術家海外研修員。2014年秋から2016年までDAAD奨学生としてケルン音楽大学にてKonzertexamen(国家演奏家資格)課程に在籍し、ヨハネス・シェルホルン氏に学ぶ。2016年オーケストラ作品「折られた…」芥川作曲賞受賞。 2016年秋から2017年までInternational Ensemble Modern Academy奨学生として、アンサンブルモデルンの元研修後、シェッピンゲン芸術村にて招待作曲家として活動。現在ドイツ、ケルン在住。
前川泉(日本)

1996年東京生まれ。東京都立総合芸術高等学校音楽科ヴァイオリン専攻を経て、東
京藝術大学音楽学部作曲科に入学。現在同大学修士課程音楽研究科作曲専攻1年
に在籍。これまでに作曲を三瀬和朗、市川景之、鈴木純明の各氏に師事。
2018年、オーケストラ作品が山下一史氏の指揮のもと藝大フィルハーモニアにより演
奏される。来年5月には、日本現代音楽協会とアンサンブル・ルシェルシュの共同企
画によりフライブルクでの新曲初演を控えている。
木下正道(日本)
神山奈々(日本)

神山奈々2016
三浦則子(日本)

三浦則子2016
金井勇(日本)

金井勇2016
ハリー・フォークト(ドイツ)

ハリー

アメリカ合衆国コネチカット州トリントン出身。カッセルおよびゲッティンゲンで学校音楽、音楽学、歴史学を専攻する。1984年よりケルンの西ドイツ放送において現代音楽部門の編集者として、コンサート、スタジオ製作、ラジオ放送に携わる。1990年以降は、「ヴィッテン新室内楽の日々」音楽祭の芸術監督を務め、1998年には西ドイツ放送交響楽団が関わるコンサートシリーズ「時代の音楽」の芸術監督にも就任。
プロデューサーとして現代の室内楽およびオーケストラ作品の収録を行い、ドイツレコード批評年間賞、エコー賞、黄金音叉賞、ディスク対象など数多くの国際的な賞を受賞している。文筆活動の面では様々な本の編集を行い、ラジオや音楽雑誌にも寄稿する。また、国際的な会議や委員会の評議員や顧問も勤めており、その中にはドイツ音楽評議会、ザルツブルク市音楽賞選考委員会などが含まれる。2017年にはモナコ公爵ピエール基金ミュージカルコンテスト賞を受賞した。
柿木伸之(日本)

 

 

[最終更新日 2019.04.20]