
東京藝術大学、同大学院およびパリ国立高等音楽院作曲科、楽曲分析科修了。さまざまな領域への関心からもたらされる着想や、繊細さとダイナミズム、多彩な音色とバランス感覚に優れたユニークな作風が各地で注目を集め、オペラ《パン屋大襲撃》、管弦楽曲《むすび II》(ブザンソン国際指揮者コンクール課題曲)など、国内外より委嘱された作品はザルツブルク音楽祭、ヴェネツィア・ビエンナーレ、パリの秋芸術祭、リンカーンセンター・フェスティバル、サントリーホールなどで演奏されている。芥川作曲賞、出光音楽賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、尾高賞、ハイデルベルク女性芸術家賞などを受賞。内外の国際作曲セミナー、コレージュ・ド・フランス、ニューヨーク・コロンビア大学、アムステルダム音楽院等で講師を務め、現在、明治学院大学教授、東京藝術大学客員教授。朝日新聞書評委員。 読売新聞(2008~2015)や日本経済新聞(2013、2018)ではコラムを連載し、後者をまとめたエッセイ集『作曲家が語る音楽と日常-パリと日本を行き来して-』(2019年)を上梓するなど幅広く活動している。