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細川 俊夫 Hosokawa Toshio
1955年広島生まれ。 1976年から11年間ベルリン芸術大学で尹伊桑に、フライブルク音楽大学でK. フーバーに作曲を師事。 80年ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。 以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。 日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。 作品は、大野和士、準・メルクル、シルヴァン・カンブルラン、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ティチアーティ、パーヴォ・ヤルビなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。 2004年にオペラ「班女」がエクサン・プロヴァンス音楽祭、2011年にオペラ『松風』がモネ劇場、16年にオペラ『海、静かな海』 がハンブルクで、17年にオペラ『二人静』がパリで、18年にはオペラ『地震・夢』がシュトゥットガルトで初演。 いずれも大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。 2000年ルツェルン音楽祭、2013年ザルツブルク音楽祭のテーマ作曲家として多くの作品が演奏された。 01年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。 06/07年および08/09年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在。 12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出。 12年に紫綬褒章、18年度国際交流基金賞、21年ゲーテ・メダル受賞。 現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。 20年から広島交響楽団、22/23年チューリッヒ、トーンハレオーケストラのコンポーザー・イン・レジデンス。 23年ベルリンフィル、ルツェルン交響楽団、読売日本交響楽団共同委嘱、ヴァイオリン協奏曲「祈る人」が樫本大進独奏によって世界初演された。
伊藤恵 ITOH Kei(ピアニスト)
幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響をはじめとする各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。2018年にリリースされた「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得。
また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加、武生国際音楽祭ではコンサートプロデューサーを務める。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。
大井駿 Ohi Shun (指揮)
1993年、東京都出身。幼少期を鳥取市で過ごす。2022年、第1回ひろしま国際指揮者コンクール(旧:次世代指揮者コンクール)、ならびに細川賞を受賞。パリ地方音楽院ピアノ科、ミュンヘン国立音楽演劇大学古楽科、ザルツブルク・モーツァルテウム大学ピアノ科、同大学指揮科卒業、ならびに同大学指揮科修士課程、バーゼル・スコラ・カントルム大学院フォルテピアノ科を修了。2018-2020年度ヤマハ音楽奨学支援制度奨学生、2023年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。指揮をブルーノ・ヴァイル、イオン・マリン、ピアノを迫昭嘉、アンドレアス・グロートホイゼン、チェンバロとフォルテピアノをクリスティーネ・ショルンスハイム、エドアルド・トルビアネッリ、古楽奏法をラインハルト・ゲーベルに師事。これまで指揮者やソリスト、通奏低音奏者として東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、広島ウインドオーケストラ、ザルツブルク・モーツァルテウム管管弦楽団、マイニンゲン宮廷楽団、パリ警視庁吹奏楽団等と共演するほか、オーストリア国営放送ORF「Ö1 Talentbörse」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などのメディアにも多数出演。音楽之友社Webマガジン「ONTOMO」にて連載をするなど、執筆活動も積極的に行っており、様々なフィールドを横断する稀有な若手音楽家として注目されている。
アルディッティ弦楽四重奏団
アーヴィン・アルディッティ
Irvine Arditti(ヴァイオリン)
アショット・サルキシャン
Ashot Sarkissjan(ヴァイオリン)
ラルフ・エーラーズ
Ralf Ehlers(ヴィオラ)
ルーカス・フェルズ
Lucas Fels(チェロ)
アルディッティ弦楽四重奏団(AQ)は第1ヴァイオリンのアーヴィン・アルディッティによって1974年に結成。20世紀初頭から現代に及ぶ音楽を、洗練された解釈でシャープに演奏し、世界的な評価を得るカルテットである。何百もの弦楽四重奏曲や室内楽作品がAQのために作曲され、その作曲家の名は挙げれば枚挙に暇がない。ケージ、シュトックハウゼン、アデス、細川俊夫、ファーニホウ、カーター、デュサパン、マヌリ、グバイドゥ―リナ、ラッヘンマンらの作品によって自らの音楽の幅を広げてきた。現代音楽の解釈には作曲家との密接なコラボレーションが不可欠であると考え、彼らと一緒に仕事をすることを試みている。
世界各地で若手演奏家や作曲家を対象としたマスタークラスやワークショップを開催するなど、教育活動にも力を注ぐ。またAQの幅広いディスコグラフィーはクセナキスの室内楽全集、シュトックハウゼンのヘリコプター四重奏曲などをはじめ200枚を超えている。アカデミー・シャルル・クロから授与されたクー・ドゥ・クール賞や、エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞など国際的な賞も数多く受賞。
AQの全アーカイブは、スイスのバーゼルにあるザッハー財団に保管されている。
クァルテット・インテグラ
三澤響果 MISAWA Kyoka
(ヴァイオリン)
菊野凜太郎 KIKUNO Rintaro
(ヴァイオリン)
山本一輝 YAMAMOTO Itsuki
(ヴィオラ)
パク・イェウン Ye Un Park
(チェロ)
2015年桐朋学園に在学中に結成。第71回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第2位&聴衆賞受賞。バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位、ベートーヴェン賞、山口県知事賞(グランプリ)を受賞。国内ではサントリーホール、王子ホール、フィリアホール、サルビアホール、宗次ホール等各地でリサイタルを行い、今年1月から第一生命ホールにてベートーヴェン、バルトーク、ブラームスを取り上げたリサイタルシリーズが始まった。2021年より毎年大晦日に東京文化会館にて行われるベートーヴェン弦楽四重奏曲9曲演奏会に出演している。国外では今年度にアメリカのニューヨークとサンディエゴ、イタリアのナポリとシエナ、ドイツのフランクフルトとバート・テルツでのリサイタルが予定されている。これまでに、磯村和英、堤剛、練木繁夫、山崎伸子、エルサレム弦楽四重奏団と共演し好評を博す。NHK「クラシック倶楽部」、「リサイタル・パッシオ」、「ららら♪クラシック」等に出演。キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにて、最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる“Banca Monte dei Paschi di Siena” Prizeを二度に渡り受賞。第41回霧島国際音楽祭に出演し、堤剛音楽監督賞、霧島国際音楽祭賞を受賞。松尾学術振興財団より助成を受けている。磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、クライヴ・グリーンスミスに師事。桐朋学園を経て、2018年から4年間サントリーホール室内楽アカデミーに在籍し、現在ロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍。
白井圭
SHIRAI Kei(ヴァイオリン)
トリニダード・トバゴ共和国生まれ、東京藝術大学を経てウィーン国立音楽演劇大学で学ぶ。徳永二男、大谷康子、田中千香士、堀正文、ゴールドベルク山根美代子、ヨハネス・マイスルなどに師事。日本音楽コンクール第2位及び増沢賞(2001)、ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞(2009)、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞(2015)など受賞。ソリストとしてはウィーン楽友協会でのリサイタルや、チェコフィルなどと共演。2018年3月まで神戸市室内合奏団コンサートマスター、2020年4月より2023年3月までNHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターを務める。田中千香士レボリューションアンサンブル音楽監督。トリオ・アコード、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズのメンバー。2023年より鵠沼音楽アカデミーを主宰。
https://km-academy.jp
山根一仁
YAMANE Kazuhito(ヴァイオリン)
1995年札幌生まれ。中学校3年在学中、2010年第79回日本音楽コンクール第1位、およびレウカディア賞、黒栁賞、鷲見賞、岩谷賞(聴衆賞)並びに全部門を通し最も印象的な演奏・作品に贈られる増沢賞を受賞。同コンクールで中学生の1位は26年ぶりの快挙であった。以後、桐朋女子高等学校音楽科(共学)に全額免除特待生として迎えられ2014年3月に首席で卒業。高校在学中より国内外の音楽祭、マスタークラスでソロ、室内楽ともに研鑽を積み音楽賞、ディプロマなど数多く受賞した。これまでバーミンガム市響、プラハ=カメラータ、N響、新日本フィル、東京シティ・フィル、日本フィル、都響、東響、札響、山響、京響、大阪フィル、名古屋フィル、アンサンブル金沢など国内外のオーケストラと共演するほか、ベルリン・フィル五重奏団、M.ヴェンゲーロフ、P.ウィスペルウェイ、N.メンケマイヤーらとの共演などでも注目を集める。東急ジルベスターコンサート、NHK『ららら♪クラシック』、NHK-FM『名曲リサイタル』、テレビ朝日『題名のない音楽会』などテレビ・ラジオの出演も多い。2010年度横浜市教育委員会表彰。第60回横浜文化賞文化・芸術奨励賞(最年少)、第2回岩谷時子音楽財団『Foundation for Youth 賞』、2015年度青山音楽賞新人賞、第26回出光音楽賞、第19回ホテルオークラ賞などを受賞している。これまでに故富岡萬、水野佐知香、原田幸一郎の各氏に、またドイツ国立ミュンヘン音楽演劇大学ではクリストフ・ポッペンに師事。
毛利文香
MOHRI Fumika(ヴァイオリン)
2012年にソウル国際音楽コンクール優勝、2015年にパガニーニ国際コンクールにて第2位およびエリザベート王妃国際音楽コンクールにて第6位入賞、2019年にモントリオール国際音楽コンクールにて第3位入賞。これまでに川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。ソリストとして、国内のオーケストラ以外もベルギー国立管、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管などと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ等に出演。ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。2015年よりドイツ・クロンベルクアカデミーを経て、現在はケルン音楽大学でミハエラ・マーティンに師事している。録音は2023年6月にサン=ジョルジュの協奏曲4曲をナクソスよりインターナショナル発売。トリオ・リズル(弦楽三重奏)、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバーとしても活躍している。
荒井里桜
ARAI Rio(ヴァイオリン)
1999年東京都出身。東京藝術大学音楽学部を特待奨学生として在籍したのち、首席卒業するとともに、アカンサス音楽賞及び三菱地所賞受賞。また、在学中に福島賞、安宅賞、宮田亮平奨学金を受賞。平成29年度東京藝術大学宗次徳二特待奨学生。ローザンヌ高等音楽院卒業。第15回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。第87回日本音楽コンクールバイオリン部門第1位、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞を受賞。第7回仙台国際音楽コンクールバイオリン部門第6位。フェンディが世界展開する「フェンディ ルネサンス – アニマ・ムンディ」プロジェクトのソリストに抜擢。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、ローザンヌシンフォニエッタ、マカオ管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。留学先のスイスでは、コンサート以外に慈善活動などにも精力的に取り組む。題名のない音楽会、NHKをはじめ、ラジオやメディアへも多数出演。第17回ベストデビュタント賞受賞。2018年から2年間、一般財団法人ITOHより1779年製“J.B.Guadagnini”を貸与される。2020-2022年度ヤマハ音楽支援制度奨学生。2020-2022年度宗次徳二海外留学支援奨学生。2023年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。現在の使用楽器は、(株)日本ヴァイオリンより貸与の1837年製”J.F.Pressenda”。これまでにジェラール・プーレ、永峰高志、澤和樹、山崎貴子、堀正文、玉井菜採の各氏に師事。現在、ジャニーヌ・ヤンセン氏に師事。
辺見康孝
HEMMI Yasutaka(ヴァイオリン)
現代の作品を得意とし、従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。これまでに日本をはじめヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChampdActionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionや武生アンサンブルのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2018年には“へんみ弦楽四重奏団”のメンバーを固定し、2021年からは大阪で定期公演を開始した。スタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加。
山本周
YAMAMOTO Shu(ヴィオラ)
3歳よりヴァイオリンを、18歳よりヴィオラをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学を経て同研究科修了。室内楽、オーケストラ奏者として国際音楽祭NIPPON、武生国際音楽祭、東京・春・音楽祭や宮崎国際音楽祭などに出演。また首席奏者として、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団などに客演。これまでにヴァイオリンを森川ちひろ、徳永二男の各氏に、ヴィオラを佐々木亮氏に師事。またマスタークラスなどでジェラール・コセ、ヴァルター・ケスナー、オリ・カム各氏の指導を受ける。サントリーホール室内楽アカデミー第4期~第6期フェロー。
田原綾子
TAHATRA Ayako(ヴィオラ)
第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第9回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位併せて全部門最優秀賞、ルーマニア国立ラジオ局賞を受賞。国内外でソロリサイタルが定期的に行われており、ソリストとして読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団等と共演。室内楽奏者としても国内外の著名なアーティストと多数共演し、オーケストラの客演首席も務めるなど、活躍の幅を広げている。現代音楽にも意欲的に取り組んでおり、新作の委嘱や世界、日本初演も数多い。TV朝日「題名のない音楽会」、NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-BS「クラシック音楽館」、NHK-Eテレ「ららら♪クラシック」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、ル・ポン国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭、東京・春・音楽祭、サントリーホールチェンバーミュージックガーデン、国際音楽祭NIPPON 、JTアートホール室内楽シリーズ等に出演。プロジェクトQ、ヴィオラ・スペース、ヴェルビエ音楽祭、パブロ・カザルス音楽祭、韓国音楽祭GMMFS、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀などのアカデミーに参加し、今井信子や大山平一郎、ジェラール・コセ、タベア・ツィマーマン、アントワン・タメスティ、ハートムット・ローデ、ディエムット・ポッペン、マテ・スーチュなどの各氏から薫陶を受けた。桐朋学園大学、桐朋学園大学大学院特待生、奨学金を得てパリ・エコールノルマル音楽院とデトモルト音楽大学を最高得点で修了。これまでに藤原浜雄、岡田伸夫、ブルーノ・パスキエ、ファイト・ヘルテンシュタインの各氏に、室内楽を原田幸一郎、藤井一興、山崎伸子、毛利伯郎、磯村和英の各氏に師事。2015年度宗次エンジェル基金奨学生、2015、2016年度ロームミュージックファンデーション奨学生、第47回江副記念財団奨学生、2019年度明治安田クオリティオブライフ文化財団海外留学研修生。サントリー芸術財団よりPaolo Antonio Testoreを貸与されている。第23回ホテルオークラ音楽賞受賞。Music Dialogue Artist、アンサンブルofトウキョウ、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、Trio Rizzleのメンバーとして活躍中。
上野通明
UENO Michiaki(チェロ)
2021年ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、あわせて3つの特別賞も受賞し話題となる。パラグアイで生まれ、幼少期をスペイン、バルセロナで過ごす。13歳で若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール日本人初の優勝、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位と国際舞台で次々と活躍する。これまでに、ソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、KBS交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外の主要オーケストラと共演。ジャン=ギアン・ケラス、ダニエル・ゼペックらの著名な海外アーティストとも多数共演し好評を博す。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース全額免除特待生として毛利伯郎に師事し、オランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。現在エリザベート王妃音楽院にてゲーリー・ホフマンにも師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行っている。明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファンデーション、第44回江副記念リクルート財団奨学生。岩谷時子音楽文化振興財団より第1回Foundation for Youth賞、第6回岩谷時子賞奨励賞、青山音楽賞新人賞、第31回出光音楽賞、第24回ホテルオークラ音楽賞、第21回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。令和3年度文化庁長官表彰を受彰。使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクション)、弓はF.Tourte(住野泰士コレクション)をそれぞれ貸与されている。
上村文乃
KAMIMURA Ayano(チェロ)
6歳よりチェロをはじめる。桐朋女子高等学校(音楽科)卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコース、ハンブルク音楽演劇大学、バーゼル音楽院、スコラカントゥルムバーゼル(古楽科)にて学び7年間の留学を終え2020年に帰国。第5回東京音楽コンクール弦楽部門第2位。第4回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位およびルーマニア大使館賞受賞。第80回日本音楽コンクール第2位。第65回全日本学生音楽コンクール大学の部第1位および日本放送協会賞受賞。イタリアトレヴィーゾ国際音楽コンクールにて優勝。2022年に第23回ホテルオークラ音楽賞受賞。第2回インディアナポリス国際バロックコンクール優勝。ヤマハ音楽振興会、ジェスク音楽振興会、明治安田クオリティオブライフ海外音楽研修生助成、ロームミュージックファンデーション、文化庁新進芸術家海外研修制度より奨学金を授与される。
これまでに東京フィル(小林研一郎)、読売交響楽団(下野竜也)、名古屋フィル(大友直人)、京都交響楽団(鈴木優人)、ワロニー王立室内管弦楽団(フランク・ブラレイ)、バーゼル交響楽団(クリストフ・ゲトショルド)等と共演。深澤亮子氏、徳永二男氏、樫本大進氏等の世界的な演奏家と室内楽を共演。また、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、北九州国際音楽祭、東京・春・音楽祭、仙台クラシックフェスティバル、ル・ポン国際音楽祭、アスペン音楽祭(アメリカ)、ピアティゴルスキーチェロフェスティバル(アメリカ)、チェロビエンナーレアムステルダム(オランダ)、モニゲッティ&フレンズ(スイス)等に出演。TV朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「クラシックサロン」、NHK-Eテレ「おんがくのおもちゃばこ」等に出演。チェロを熊澤雅樹、井上雅代、毛利伯郎、堤剛、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ、ソル・ガベッタの各氏に、室内楽を原田幸一郎、徳永二男、クァルテット・エクセルシオの各氏に、古楽奏法をクリストフ・コワン氏に師事。サントリーホール室内楽アカデミー第一期生。古楽アンサンブル「ムジカ・アミチ」創立者。
トリパルティ・トリオ(Vn米元響子、Pf菊池洋子)やバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとしても活躍中。オーケストラとの共演や国内外での室内楽での演奏も高く評価されている。モダンチェロの演奏にとどまらず、ピリオド楽器を用いた歴史的演奏法にも取り組み、双方において第一線で活躍の場を広げる稀有なチェリストである。
オフィシャルWebsite https://www.ayano-kamimura.com
柴田花音
Canon Shibata(チェロ)
2000年愛知県出身。第70回全日本学生音楽コンクールチェロ部門名古屋大会本選、全国大会第1位、及び横浜市民賞(聴衆賞)、日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞受賞。第92回日本音楽コンクールチェロ部門第2位。第14回ビバホールチェロコンクール第1位。Robert W. and G.Ann Corcoran Concerto Competition 2022グランプリ受賞(カナダ)。GGS Chamber Music Competition 2023 Duo部門、Chamber Group部門共に第1位(カナダ)。 第40回霧島国際音楽祭にて霧島国際音楽祭賞受賞。他受賞多数。これまでに名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ジョシュア・ワイラースタイン、リッカルド・ムーティ、梅田俊明等と共演。NHK、テレビ朝日、CBCラジオ、NHK-FM他メディア等多数出演。大友直人Presents T-shotシリーズvol.8に抜擢され、オクタヴィア・レコードよりソロ・アルバム「Canon Shibata in Concert recorded at Takasaki City Theatre 2022」をリリース。レコード芸術にて準特選盤に選出される。Music Masters Course Japan 2019修了生。宗次徳二奨学基金、ロータリー昭和、第27回丹羽奨励生、2020年度ヤマハ音楽支援制度奨学生、2022年度・2023年度ロームミュージックファンデーション奨学生、第52回公益財団法人江副記念リクルート財団奨学生。これまでに林良一、野村友紀、山﨑伸子、アンドレス・ディアスの各氏に、現在、アメリカ・ノースウェスタン大学ビーネン音楽院へ特別特待奨学生としてハンス・ヨルゲン・ジェンセン氏に師事。使用楽器は宗次コレクションより貸与されたGiovanni Grancino(1694年製)、使用弓は西村賢治氏より貸与されたEugène Sartory。
四戸香那
SHINOHE Kana(コントラバス)
同志社女子大学日本語日本文学科、大阪芸術大学演奏学科卒業。オーケストラ・室内楽・吹奏楽など各方面において演奏活動を行っている。これまで池内修二、故奥田一夫、故三宅康司の各氏に師事。現在、相愛大学演奏要員。アンサンブル「La Famille」、ブラスパラダイス大阪の各メンバー。
ジェイコブ・ケラーマン
Jacob Kellermann (ギター)
スカンジナビアを代表するギター奏者のひとり。スウェーデン、スペイン、オランダ、ドイツで学び、2011年にはミュンヘン音楽大学でフランツ・ハラース教授の指導を受ける。母国の主要ホールだけでなく、アムステルダムのコンセルトヘボウをはじめとする世界各地の代表的ホールにも出演を果たす。ソリストとしては、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、王立ストックホルム交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、バレンシア交響楽団、タリン室内交響楽団、仁川交響楽団などのオーケストラと共演し、ルーマニアのエネスク音楽祭などの国際音楽祭にも参加。2020年には、スウェーデンでは数少ない音楽家の1人として、ノーベル賞授賞式でも演奏した。その広範なレパートリーには協奏曲、独奏曲、室内楽、自身の編曲などが含まれており、常にギターの新しい表現の可能性を探求している。アメリカン・レコード・ガイドは、彼の演奏を「優れた技術力と歌唱音色」、「熱狂的で断固とした解釈」と評した。現代音楽分野にも積極的に関わり、ソフィア・グバイドゥーリナ、細川俊夫、ホセ・M・サンチェス=ベルドゥ、フランシスコ・コーイなど、多くの作曲家との緊密な協力関係のもと、数々の作品や協奏曲を生み出している。オランダを拠点とするニュー・ヨーロピアン・アンサンブルの共同設立者でもあり、シェーンベルク、ブーレーズ、ヘンツェから最新の作曲家による世界初演作品まで、20世紀から21世紀のレパートリーを演奏している。
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